こういうお話の展開とは思いませんでした。
どうぞのいすに最初に訪れたのはかごいっぱいにどんぐりを拾ってきたろばさん。
ろばさんはいすにかごを座らせて自分は木の下でお昼寝を始めたのです。
とそこへ現れたくまさん。気の札にどうぞ。と書いてある。そこで遠慮なくどんぐりを頂いた。空っぽになってしまっては次の人にお気の毒。と自分が持っていたはちみつを今度はおすそわけ。
遠慮なく頂いて楽しんで。そして次の人のためにもちゃんと気持ちを表して…
なんてほのぼのと、やさしい気持ちになれるんでしょう。
みんなが上手に感謝の気持ち、譲る気持ちを表せたらどんなにすてきなんだろう。と思うやさしいいすの絵本でした。