ムーミンに出てくるキャラクターが一人づつ出てくる上、
好きなものや特徴などをお話の流れで読んでいけるので
初めて読む方にも入りやすいと思います。
我が家は親子そろってムーミン好きなのでページをめくる毎に
「パパだ!」「ミィが出てきた!」と声が上がりました。
みんなには素敵な宝物があるのに自分には何もないと感じたムーミン。
自分だけの宝物を探しに出たものの、みんなの宝物になりそうなものばかり見つけてしまう。
どんどん寂しくなっていく上、道に迷って余計悲しくなってしまったけれど
探しに来てくれたみんながムーミンにとって大切な宝物。
そしてみんなのことを思いやれるムーミンの素敵な心も大切な宝物。
身近にある大切なものを教えてくれるこの本を
「そうともいえるわね。」と
きゅっと引き締めるのがミィのひとこと。
この一言によって子供から大人まで楽しめる絵本になっていると思いました。