映画やニュースで見る北朝鮮とはまったくイメージが違う写真集です。
初沢さんはこの写真集を「日本の家庭で、寝る前に親子で絵本のようにページを捲れるものにしたい」と語られています。
北朝鮮で写真を撮ることは命がけです。まして地方での撮影の許可はなかなか下りないそうです。
初沢さんは、信頼関係を作るために努力されました。
まずは、写真を一枚一枚じっくりと見て、初沢さんの滞在記を読みながら写真を見ると、また違った目で見ることが出来ます。
「クロッシング」という映画を観てショックを受けましたが、平和に暮らしている人々もいるのだと分かりました。
しかし、飢えに苦しむ人々がいるというのも事実でしょう。
他国を知ることの大切さを改めて感じました。
滞在記は興味深い内容で、読み応えがありました。
中学生以上だと理解できると思います。
ただ、気になるのは案内人がその後無事でいるかどうかということです。