Ken・Pa × 絵本ナビ 夢は、一人ひとりに向き合う保育

Ken.Pa(ケンパ)って?

東京都心を中心に、保育園や幼児教育教室を運営するケンパ。なんだか耳馴染みのある名前は「けん、けん、ぱ」ができる裏路地。かつてどこにでもあった、子どもたち・親たちの「ふれあいの場」、ひとりひとりと向き合う、笑顔の子育てコミュニティ創りを目指しています。

ケンパの保育を少しだけ動画でご紹介!

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保育士の体験レオポート!ケンパの保育は、ここがちがう!

ケンパ理事長・和久津肇さんと、絵本ナビ代表・金柿との対談を通して、ケンパさんの求める「一人ひとりに向き合う保育」に共感された方も多いのではないでしょうか?
そこで…実際の保育士さんたちは毎日どんな環境で働いているのか、気になりますよね。第2弾では、絵本ナビスタッフ・タケハラがケンパ2歳児クラスで保育士1日体験!そのオリジナリティあふれる保育園生活の様子をレポートします。

竹原 雅子

絵本ナビ姉妹サイト「できるナビ」を担当。小3、小1、年中の3人の子を持つパワフルママ。絵本ナビ編集部のお母さん的存在?!
「共働き家庭のわが家、3人の子ども達たちも保育園に通っています。今日は日頃お世話になりっぱなしの保育士さんのお仕事の大変さを体験しながら、ケンパならではの保育のポイントを見つけてきたいと思います!」

ケンパの1日のプログラム(2歳児)

7:00 開所
9:00 自由遊び
9:30 登園完了
10:00 片付け・手伝い・おやつ・サークルタイム
11:00 昼食
12:00 はみがき・着替え
13:00 午睡
15:00 検温・着替え・手洗い・おやつ・自由遊び
16:00 ミュージック&ムーヴメント(イングリッシュレッスン)
16:30 順次降園
17:00 自由遊び
18:00 夕食・閉所

少人数制だからできる、きめ細かい対応!ケンカしていた子も穏やかに仲良く

お天気の良い日は近くの公園にお散歩へ。さすが2歳児さんは元気いっぱい!かけっこをしたり、ブランコに乗ったり、砂場で遊んだり。みんなとっても楽しそうです。11名の児童に対して3人の保育士さんたちは、子どもたちと一緒に遊びながらも、ひとりひとりの様子をしっかりと見守っていました。ブランコの順番を譲れない子には「あと10かぞえたら交代しようか?」。砂場道具の取り合いになりそうな子には「もう少し待てる?」「○○くんが貸してほしいって言ってるよ?」と、子どもたちが自然と友達のことを思いやれるよう、さりげなく声をかけていきます。誘導するような声かけではないので、泣いたりイヤイヤしていた子どもも、最後は自分から譲れるようになりました。さすがプロだな〜と感心!

午睡タイムへの誘導はまさにチームプレー!オリジナルのペープサートは子どもたちに大人気!

お昼ごはんを食べたらお昼寝タイム。保育園では一番忙しい時間帯ですよね。子どもたちをいかにスムーズにお布団に向かわせるかが先生たちの腕の見せ所。1人の先生がオリジナルのペープサートで子どもたちを楽しませている間に、もう1人の先生がお布団をどんどん敷いていきます。そのチームプレーはまさに熟練の技! あぁ、私もこんな手際よく寝かしつけができたらなぁ…。

楽しく遊びながら異文化交流!2歳児から外国人先生によるイングリッシュレッスン!

ケンパには各園1名以上の外国人保育者さんが働いています。彼らは保育者のお仕事をしながら、イングリッシュレッスンの先生としても活躍しています。
ケンパのイングリッシュレッスンは、オリジナルのカードや紙芝居を使って外国の文化やイベント(10月はハロウィン)のことを知ったり、英語の歌を歌って体を動かしたり、“お勉強”ではなく、遊びを通して英語に親しむコミュニケーションを重視したもの。イングリッシュレッスン以外の時間でも、子どもたちは自ら英語の歌を口ずさんだり、「ハンズアップ!(Hands up!)」「ドントラン!(Don’t Run!)」と日常的な英語で話して、行動したり…。子どもたちも先生も、日本人、外国人という垣根を越えて、自然とコミュニケーションを取っていました。 小さいうちからこんな風に外国の方や文化に触れる機会は、かけがえのない経験になりますね!

ケンパ池上紹介

【概要】
認可保育所「ケンパ池上」東京都大田区池上4-25-9

敷地:356.202平方メートル(約107.94坪)
建物:鉄筋コンクリート造2階建 (479.35平方メートル)

受入児童数 (平成26年度現在)
0歳児:6 1歳児:10 2歳児:11 3歳児:11
4・5 歳児:22
定期型保育 1・2歳児限定で計6名
計:66

職員数(平成26年度現在)
園長:1 保育士:14 看護師:1 調理員など:10

今回、一日体験をした保育園はココ!

木の質感を生かした、とっても温かな園内には随所にケンパのこだわりが感じられました。特に、各クラスの名前を植物の成長になぞらえて「earth」「seed」「water」「shoot」「sun」「flower」としている所もとってもオシャレ!

先輩保育士さんにQ&Aインタビュー!「私がケンパを選んだ理由」

三浦彌生先生0歳児担当

1984年生まれ。子どものころから兄弟や年下の子どもの面倒をみるうちに保育士への憧れが芽生え、高校時代にアメリカの幼稚園へ訪問した経験をキッカケに保育士になりたいという想いが固まる。大学卒業ののち、フィットネスクラブのスイミングインストラクターや子ども服・雑貨の販売員を経て2012年ケンパに入職。今夏カンボジアへの海外研修に参加。

三浦先生が保育士さんを目指したのはいつごろ、どんなことがきっかけとなったのでしょうか?
子どもの頃から、近所の年下の子の面倒や弟の面倒を好んでしていました。高校生の頃は、美容師やイルカの調教師等、色んな夢が膨らみましたが、最終的に保育士に。それは、アメリカの幼稚園を訪問した際のこと。ある女の子との出会いがあったからですね。初めは黙り込んで心を開いてくれなかった子が、少しずつ、ほんの少しずつ心を開いてくれ、最後に“I like you.”って言ってくれた一言がきっかけです。
以前は、インストラクターや販売員という、保育士さんとは全く違う職種のお仕事をされていたそうですね。
いろいろ保育園はあると思いますが、ケンパを選んだのはどうしてですか?
ケンパの理念に共感したからです。元々アメリカでの保育関係の仕事に興味がありました。今まで学んできた英語を少しでも活かせたらと思ったんです。ケンパでは、各園にALT(Assistant Language Teacher)という外国の職員が常勤しています。外国の文化や言語に日常的に触れられる環境は、子どもたちにとっても職員にとってもすばらしい事だと感じます。
ケンパで働く毎日の中で、やりがいを感じるのはどんなときですか?逆に、難しいなと思うことや課題に突き当たることはありますか?
まだまだ半人前の自分。日々反省で落ち込むことばかり。でも、子どもたちと一緒になって思いきり遊び、自分の計画した活動や環境に自発的に参加し喜ぶ子どもたちの姿を見た時は本当に嬉しいですね。子どもたちの笑顔が私の元気の源です。一方で、ある意味自由だからこそ、難しいことも出てきます。
もちろん限度はありますが、保育に関してはやりたいことをやらせていただいています。先生たちも十人十色。保育の色が違います。自由だからこそ正解がなく、その分責任は大きいのでは?と感じますね。仲間の先生たちとは、ミーティングや食事のときなど顔を合わせる場で、お互いに相手の話に耳を傾けまず話を聞くこと、それから対話することを意識しています。
保育士さんのお仕事は、朝早く夜も比較的遅い時間までのシフトもあって、お忙しい毎日なのではと想像します。プライベートの時間の使い方で工夫をしたり、またリフレッシュ法を教えてください!
製作物含め、物づくりをしている時が、無心になることができ、現実逃避の時間です(笑)・・・。あとは家族の一員のネコと犬に癒されています。朝起きると、私の枕に2匹並んで寝ている姿を見るとたまりません!本当に心が疲れた時は、やはり自然のパワーを頂きに山へ。登山で汗を流して、美味しい空気を沢山吸って。山頂で食べるご飯は格別ですよ。

今後、ケンパの保育士さんとして「こうなりたい」という目標、それに向かって努力していることはありますか?
まだまだ学びと経験が足りないと痛感する日々。今は、リトミックを本格的に学びたいと思っています。
しっかりとした知識を入れ、子どもたちの活動の幅、興味の幅を広げていけるように努力したいと思っています。
最後に、ケンパの保育士へ応募を検討している絵本ナビユーザーのみなさんに、先輩としてメッセージをお願いします!
世の中色んな考えの人がいます。一人一人違ってそれでいいんです。互いの意見を尊重し合い、互いに高め合っていけたらと思います。大変なことも沢山あるけれど、自分の保育、自分の色を大切にしていただけたらと思います。一緒に成長していきましょう!

Ken.Pa理事長 和久津肇さん × 絵本ナビ代表 金柿秀幸 ケンパの追求する保育を、ぼくも応援しています!

ケンパの理事長をつとめられている和久津肇さん。実は絵本ナビ代表金柿とは10年以上前からのお付き合いがあります。そこで今回、金柿がケンパの保育園の活動や理念について率直なお話をうかがいました!

金柿:
私の娘が小さい頃に一度ケンパに体験入所したことがあり、逆に和久津理事長は絵本ナビをお使いいただいていて、お互いに驚いたのを覚えています。そんなきっかけで和久津理事長と私は旧知の仲。子育て環境やお互いの事業について語り合うこともありましたよね。
和久津:
もう10年以上前になりますか?もともと保育士や教諭たちから「施設にもっと絵本がほしい」とリクエストがあって、僕が個人的に絵本ナビさんに登録させて頂いていたのですが、金柿さんの奥様が保護者会などのときのためにとケンパの施設に「一時保育」登録をして下さったおかげで、金柿パパと出会うことが叶いました。たくさんのお話をさせていただきましたね。サイトと同じように柔らかで暖かさが伝わるパパでした。
でも仕事に対する目線っていうのは、鋭い眼差しもあって。中でもご創業当時のご苦労話は、共感するところが多く、お話に聞き入ったことを懐かしく覚えています。

金柿:
ありがとうございます。本当に懐かしいですね。さてケンパはユニークで特長ある保育園ですよね。少人数での遊びを通して学ぶワークタイムと、仲間同士で歌やダンス・創作といった様々な活動に取り組むサークルタイムの2つの時間をバランスよく取り入れた園生活。節分・ひな祭り・七夕といった日本古来の文化を大切に伝える一方で、イースター・ハロウィン・サンクスギビングなど外国の文化を楽しく体験できるイベントをおこなったり。ケンパでの子どもたちの生活や理念をうかがうと、明らかに他の保育施設とは違う印象を受けるんです。その大きな違いについて、教えていただけますか?
和久津:
私たち、誰でも、皆違いますから。ケンパも、もちろん違います。私たち皆「好きなこと」「得意なこと」「出来ること」は違うので、個々が興味をもって取り組める環境で、僕らは保育をしたいんです。そのためには、少人数で保育をしたい。その場にいる皆が一人を待てる時間で保育をしたい。個々が違う興味に取り組める空間で保育をしたい。「皆違うよ」ってことを分かりやすく体現してくれる異文化育ちの仲間と保育をしたい。
彼らのバックグラウンドは給食のメニューや季節のイベントにも反映させるようにしています。そんな僕らの思いが「違い」となって表現できていたら、嬉しいですね。そして今後はさらに、それをご家庭と、地域の皆さんと一緒に、そして「楽しく」実現していきたいと思っています。パッと見、外国人の保育者が各園にいるので目につきますが、保育士たちもキャリアチェンジ組が多数派であることも、私たちの特徴ですね。元研究者さん、OLさん、職人さんなどなど多彩です。子どもたちはもちろん、保育士も様々な興味を持っているといえるのかなと思います。
金柿:
なるほど、子どもも大人もみんな一人ひとり「違う」ということ、個というお互いの存在を受け入れ理解しないながら子どもたちがつながっていく。
和久津理事長とスタッフの皆さんの想いが、ケンパらしい保育となって実現されているんですね。
こういった特長あるケンパ、和久津理事長はどんなきっかけで始められたんですか?
和久津:
金柿さんもそうですが、僕も、ただただ我が子が愛しくて。金柿さんが起業されたように、我が子との出会い、幸せな「今」という時間を取っておきたい!僕の場合は、特にそんな気持ちが強くて、後先あんまり考えず始めちゃいましたね。
でも実際の子育ての日々って、子どもに より近い存在になればなるほど、そんな気持ちばかりでいられない。心の余裕を見失っちゃったりするのが日常ですよね。だから子育ての日常を、もっと一緒に楽しみたい。そんなお手伝いができたらと。それが原点です。
子どもたちがキラキラ目を輝かせて満足できる時間を過ごせれば、ご家族の方々の子育ても、ワクワク楽しくなるじゃないですか。まるで遊園地やピクニックに家族でお出かけするときのような気持ちで、毎日の子育てが出来たら幸せですよね。子どもたちにとってはもちろんですけど、誰にとっても、毎日が特別な日なんですから。そんな日常を共にさせて頂けたら、僕らもまたハッピーな毎日を過ごせますので。
金柿:
和久津さんのお考え、とてもよくわかります、私も同じでした。今回、絵本ナビをご覧の皆さんに、ケンパの保育士さんの募集のご案内をしていただいています。絵本ナビを窓口として選んでいただいたのには、どういったきっかけがあるのでしょうか。

和久津:
ケンパの活動を始めるきっかけをくれた我が息子も、もうすぐ社会人。ケンパも来年で創業25周年を迎えます。今までに出会った多くの子どもたち、ご家族、皆様から学ばせて頂いたことを活かして、保育施設という枠組みをこえて、地域の誰でもが気軽に立ち寄れるようなコミュニティカフェを併設した新たなサービスを創りたいと思っています。そこで生まれる新たな出会いや学びは、既存の保育施設の保育にもフィードバックされ、相乗的に地域に開放されていくことを願っています。
そうした構想とは別に来年度は新規開所予定もあり忙しい日々ですが、新たな取り組み、今までの取り組み、それぞれに新しい仲間の力を必要としています。そのためにまず、ケンパのことをよく知ってもらうことが大事だと考え、今回このような形で呼びかけることにしました。一般的な求人サイトではケンパのこれまでの歩みや展望、実情を伝えるのはなかなか難しく、サイト閲覧者も私たちの活動に共感して下さる方ばかりではないと思います。けれど、僕が金柿さんと出会ったように、この絵本ナビをご覧になっている方のなかから「そんなケンパで働きたい!」と思って下さる方とのご縁が待っているのではないかと楽しみにしています。
金柿:
そう言っていただけること、絵本ナビとしてはとても嬉しく、光栄に思います。現在、世間的には保育士さんの数が不足していると聞きますが、ケンパではどんな方に応募してほしいと考えていらっしゃいますか?
和久津:
あなたも笑顔、私も笑顔。「笑顔が倍になる」、笑倍(しょうばい)をご一緒にして頂ける方。英語力や、保育の経験は問いません。保育士の資格は持っているけれどしばらく仕事をお休みしていたといった方にも応募してほしいなと思います。 近頃世間ではワークライフバランスに注目が集まっていますが、僕らコミュニティワーカーにとっては、むしろワークとライフは別のものではなくて人間の一つの営みです。目の前の子どもに、今なにが必要かを考えることが人一倍楽しみな方でなければ、笑顔は倍にならないですからね。課題を楽しみながら解決していけるような方に仲間になって頂きたいです。確かに園によっては21:00まで勤務があったり、慌しい日々にあっては「待つ」ことを大事にすることが、大変な時もあります。そのあたりは、保育士としての経験がある方でも最初は苦労するかもしれません。けれど、私たちが求めているのは即戦力ではなくまず僕らが笑顔、それで子どもたちも笑顔、ご家族も笑顔、そして地域みんなが笑顔になるような、そんな笑倍(しょうばい)をご一緒にしたいと思って下さる方です。是非声掛けて下さいね。
金柿:
生活するための仕事を「ライスワーク」、人生をかけた仕事を「ライフワーク」というそうですが、まさにライスワークでなくライフワークとして参加してくれる方に来て欲しい、ということでしょうね。和久津理事長の目指す保育を一緒に担ってくれる方が参加してくれるといいですね。私も応援しています!

プロフィール

和久津 肇(Ken.Pa理事長)

1989年、米国ジョージタウン大学大学院グループと「日本における子育て支援事業」を共同企画し、1990年10月より子育て支援事業を東京(調布市)で開始。以降、特定非営利活動法人ケンパ・ラーニング・コミュニティ協会理事長として活動。市民による市民のための子育て支援活動を多方面より展開し活動中。趣味は庭いじりと猫と遊ぶこと。

募集要項

夢は、一人ひとりに向き合う保育。理想の保育を追い続けていると、時に辛く、時に悩むこともあるかもしれません。そんな時、同じ志を持った仲間と支えあい、子どもたちと成長していきませんか。

保育士 応募フォームへ

職種 常勤保育士
待遇 (月給) 保育士195,000円〜(3年以上保育所保育実務経験者) 新卒者183000円〜 日給月給制
(賞与) 実績評価支給
(就業時間) 週40時間 年間250日(変形労働時間制 ※保育時間によるシフト制)
(勤務地)東京都新宿区、大田区池上、大田区西馬込、三鷹市、神奈川県横浜市港北区、来春東京都三鷹市に新規開設園あり

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