「はやく大人になりたいな」大人が聞くと「えっ、どうして？」と聞き返したくなる言葉。その大人の言葉を子どもが聞くと「え？何で？大人っていいのに」と言い返したくなる。
子どもの頃に聞いた楽しいテンポのあの曲は大人になってから聴くと、とても胸の奥が切なくなる深い曲でした。
この絵本を読んだ小さな子が、大人になってから読み返して「ああ、そういうことだったのか」と年を重ねてから気づけるような、そんなお話を作りたくて描いたのが、この『おばけのケーキ屋さん』でした。
一方、この作者はお話を考えている途中に思わず涙が溢れてしまっていたそうな。「自分で話を考えてて泣く奴がいるか！」と、言いたい所なんですが。しかし…涙腺が…弱かった…！
そんなこんなで出来上がりました『おばけのケーキ屋さん』。ふとした時に読んで頂ければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

SAKAE