「絵本はページをめくっておはなしを楽しむもの。」そんな常識を覆す、ページがぱたぱたと広がっていく絵本が誕生しました。『ぱたぱた絵本 くまさんどこかな?』、著者のタカハシカオリさんは、南インドにある出版社「TaraBooks(タラ・ブックス)」から日本人として初めて絵本を出版する、新人絵本作家さんです。タカハシさんとTaraBooksとの出会いから、斬新な「ぱたぱた絵本」誕生のヒミツまで……。とってもフレッシュなデビュー作のエピソードを伺いました。
くまさんどこかな? 本の構造の可能性を切り開く新しい絵本! 「わたしの くまさん どこに いるのかな?」 ちいさな女の子が、家に帰って聞きました。 でも……くまさんは、どこにもいません。 女の子は、上の階をたずねます。 「トン!トン!わたしの くまさん しりませんか?」 女の子は、どんどん上にのぼっていって、いろいろな人の世界をのぞき、 新しい友達に出会います。でも……わたしのくまさん、どこにいるのかな?
●ぱたぱた絵本『くまさんどこかな?』を体験してみよう!

子どもも扱いやすい小さいサイズの絵本ですが……。

まずは、横に開きます。

次は……なんと上に開くんです。
「え? どうなってるの?」…と思いながら、右に、上に、また左に……と開いていくと……。
最後は、こーんなに大きくなっちゃいました!

こんなおもしろい「ぱたぱた絵本」のアイディアがどのように生まれたのか、作者のタカハシカオリさんに伺いました。