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絵本紹介

2021.11.23

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「選挙」って何? 「民主主義」って、どういうこと? Facebook・Twitterで大反響!『こどものとうひょうおとなのせんきょ』<ブランニュープラチナブック>

「民主主義」のあるべき姿って?優しい絵本の中に大切なメッセージがいっぱい

  • こどものとうひょうおとなのせんきょ

    出版社からの内容紹介

    「選挙」って何? 「民主主義」って、どういうこと?
    フェイスブック、ツイッターで大反響! 稀代の名著が緊急復刊!!

    2016年で90歳。絵本作家として絶大なる人気を誇る、かこさとし。
    そのかこさとし先生が、今から30年あまり前に描いた「民主主義の絵本」です。
    ハフィントンポスト(日本版)への掲載をきっかけに、フェイスブックやツイッターなどを通じて大きな反響を呼んでいる本書。

    子どもたちが集う児童館前の広場が舞台です。いろいろな遊びをする子どもたちの間では、お互いを邪魔に思うトラブルが絶えません。そこで、子どもたちは、その広場で何をして遊ぶのかを投票で決めることにしました。
    投票の結果、多数決で決まった遊び。でも、みんなが楽しく遊べる広場ではなくなってしまいました。
    そこにやってきた年上のお兄ちゃんが、新たな良い提案をしてくれます。
    お兄ちゃんは、どんな提案をしてくれたのでしょう?

    日本社会も世界各国も、混迷を深める現代に、もう一度「民主主義」のあるべき姿を問いかける。優しい絵本の中に、大切なメッセージがいっぱい詰まった一冊です。
    いつか選挙権を持つ子どもたちも、18歳で初の選挙に参加する人たちも、そして大人になってしまった人たちも…。
    今こそ、この名著で「民主主義」について考えてみましょう。

    この本は、最も大切な「民主主義の真髄」をとりもどしたいという願いでかいたものです。
    「民主主義のヌケガラ」と後世から笑われないために、私たち自身が反省したいと思っています。
    かこさとし

    ※本書は、1983年・童心社刊『かこさとし・しゃかいの本 こどものとうひょう おとなのせんきょ』を復刻するものです。

この書籍を作った人

かこ さとし

かこ さとし (かこさとし)

加古里子1926(大正15)年福井県武生町(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめた。また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障がい児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行った。『だるまちゃんとてんぐちゃん』『かわ』(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)など、500冊以上の児童書の他、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。

レビュー紹介

みんなが幸せになる方法♪ 受賞レビュー

わたしが子供の頃から、ある程度の人数が集まると何を決めるのも最後は多数決でした。
少数派の時は不服です。
だって自分の意見は汲み取られないと知っているから。
でもそれが当たり前。ごくごくありふれたひとコマ。
そうしないとなかなか決まらないんです。
多数決だと決めるのはあっという間です。
けれど、この本にあるように、それではうまくいかないんです。
だってやっぱり少数派でもしっかり自分の考えがある。
自分の考えがなかったかのように扱われたらやっぱり不満です。
諦めて意欲をなくしちゃう子も出てくるかも。
でも実は、民主主義って多数決じゃない。
「いいことをみんなできめる」
簡単ではないけど、みんなが幸せになる。
少数派も諦めなくていい。
民主主義ってこういうことだよ。
多数決じゃなくてもいいんだよ。
といまのこどもたちには小さい時から教えてあげたいです。
きっと自分にも相手にもみんなにとって「いいこと」を自然と考えられる子になる。
自分のために、子どものために、孫のために。
今、多数決が普通だと思っているどの世代の方にもおすすめしたい1冊です。

(もけこさん 40代 ママ)

大人も読むべき絵本 受賞レビュー

「民主主義とは?」ということをテーマにした絵本でした。
身近な場面での「民主主義」を扱っているため、とてもわかりやすかったと思います。
そして、素朴な場面における「民主主義」を描いているからこそ、大人の心に訴えかけるものがあったと思います。

大人として、日本の現状は民主主義と言えるのか…

あとがきに、かこさんが「『民主主義のヌケガラ』と後世から笑われないために」と書かれていましたが、まったくそのとおりだと思います。
私も反省したいと思います。
選挙に前にはマニフェストを読んで、きちんと投票に行きたいと思います。

そして、わかる範囲で子どもに「民主主義」の話したいと思いました。

(さくらっこママさん 30代 ママ)

「かこさとし しゃかいの本」シリーズ

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