東日本大震災・原発災害から7年近くが経ち、その風化が進みつつある中で、放射能汚染によって村や家族に何が起こったのか、村を追われた人たちの日々の暮らしや想い、ふるさとの再生を探る取り組みなどをいくつかの家族や仲間に着目して臨場感ある写真と文で描く。自分自身の再生と村の再生を一体のものとして仲間と取り組む元酪農家、日本一の山菜栽培をめざす農家、第二のふるさと「仮設」に暮らすおばあちゃんなどを主人公として物語っていく。そして、原発災害をどう記憶し、心に残し、震災後をどう生きるかを考えるきっかけを示す。
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