あるとき、著者は当時、小学校高学年のお嬢さんから問い詰められます。「仕事とわたし、どっちが大事なの?」。長期の海外出張、内外での会議の準備、関係機関との折衝・・・。仕事はやりがいがあり、面白い。国連職員として日々、忙殺される著者はどう答えたでしょうか。
「仕事は大事だけど、あなたたちのことはもっと大事」
納得し、大きく安堵する子供たちの横顔が目に浮かびます。
ワーキングマザーならだれでも直面する事態の数々・・・。
子育てとは、いわば危機管理の連続です。
なんとか、後に続く有為な女性に子育てと家庭、仕事を両立してほしい。
著者の熱い願いと智慧にあふれる一書です。
巻末には得がたい「国連職員の採用と待遇」(非公式情報)も。
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