日本とロシア、中国の血筋を引くニキータ山下は、コーラスグループ:ロイヤルナイツのメンバーとして1960?70年代に人気を博し、同時代のソ連邦ではまさにアイドル的存在でもあった。あのゴルバチョフも、かれの大ファンだったという。五木寛之に「日本で一番美しいロシア語を話す人」と讃えられ、NHKテレビ「ロシア語講座」では看板出演者となり、その「昭和な男前」のルックスと甘美なバリトンから、男女を問わず多くの人に愛された。また、日本とロシアの政治、経済、芸術の交流現場に立ち続けてきた人物でもあった。「語るように歌い、歌うように語る」ニキータの口述に、耳を傾けて欲しい。
ニキータ山下独唱の音楽CD付き
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