学生たちの抗日運動は、西姫と平沙里の人々の心も揺らす
閉塞感の中で始まる第四部の行方は――。
【13巻あらすじ】
晋州で起きた同盟休校という形の抗日運動が弾圧され、西姫の次男・允国、漢福の長男・永鎬らが拘束された。
永鎬が同盟休校を主導したことで、漢福一家と平沙里の人々の関係は一転する。
そんな中、村で殺人事件が起き、満州行きの準備をしていた弘が巻き込まれた。
一方で、恵まれた境遇に育ったことに嫌悪感を抱いていた允国は、釈放後に自分の行くべき道を探そうと、新たな一歩を踏み出した。それは西姫に苦痛を与える行動でもあった。
ソウルでは任明姫が夫・趙容夏から逃れようともがき、身も心もずたずたにされながらも、ついに自分の殻を破る行動に出た。東京の緒方次郎は柳仁実への思いに苦しんでいた。
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