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人間の世界にたった一本だけあった妖精のりんごの木が、かれてしまった。 そのそばにいたのは、石のようにかたまったノームだった!
小鳥の雛が生まれて巣立つ間に花を咲かせて実を結ぶ、種をまくと、あっという間に大木に育つ妖精のリンゴの木。一〜二回実がなると枯れてしまうけど、落ちた実の種からすぐ新しい木が生えてくるはずなのに、金貨に目がないノームたちが、リンゴを金貨に買えるために取り尽くしてしまい王国は大変なことになります。
不思議な魔法のアイテムと登場人物、子どもに伝えたいメッセージがさりげなく含まれているお話シリーズの4話目です。今回のメッセージはことわざで言う「悪事 身にかえる」でしょうか。
「いじわるなことをすれば、かならずいつか、むくいをうけますよ。」
一話完結なので鈍感からも楽しめ、短編なので中学年でも十分楽しめます。 (バオバブさん 30代・ママ 男の子10歳、男の子8歳、女の子6歳、女の子2歳)
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