短編ミステリの歴史をたどる巨大アンソロジー完結!
編者が“20世紀最高のミステリ短編”とする
「ジェミニー・クリケット事件」ほか全12編
名作ミステリ新訳プロジェクト
傑作短編12編を収録した最終巻ではレンデル、ハイスミスといった一線級のクライムストーリイ作家の紹介から、英国の書き下ろしアンソロジー〈ウィンターズ・クライム〉の隆盛と、シリーズキャラクターの台頭を一因とするMWA賞の「没落」を語り、終章では編者が二十世紀最高のミステリ短編と断じるブランド「ジェミニー・クリケット事件」米英ふたつのバージョンを精緻に分析する。前代未聞のアンソロジーにして評論書、ここに完結。
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