さむいさむい、冬の森です。
もう眠らなければならないのに、やまねくんが、ともだちのりすくんをひっしに探していました。
うさぎさんに会い、もうすでにねていたへびさんに会い……
やっとのことで木の上の家を見つけましたが、りすくんはいませんでした。
「さむいし、つかれたし、ねむたいし……ぼく、もう だめだ。」
そのとき、やさしい声でやまねくんをよんだのは、くまさんでした。
やまねくんは、くまさんに話します。
あたたかくなるまでもう会えないのに、りすくんに“おやすみ”というのをわすれしまったことを。
やまねくんは、りすくんに会えるのでしょうか。
さいごは、心がぽかぽかになります。
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