
もし、道端に1円が落ちていたら……あなたなら拾いますか?
学校の帰り道、お金を見つけて拾ったそうすけ。でも、それがたったの1円だと分かると、「いらない!」と投げ捨ててしまいます。
びっくりしたのは、その1円。むくっと起き上がると、眉毛、目、鼻、口ができて、まさかの妖精に変身! その夜、眠るそうすけの枕元にやってきます。
自分を「妖精」だと言い張るその姿は、そうすけには妖怪にしか見えないけれど、ちょっぴり関西弁で語りかける、なんだか憎めないキャラクター。そんな1円は、そうすけに「1円の大切さ」を一生懸命に伝えようとします。
この絵本では、お金の種類や、それぞれのお金が1円に換算するとどのぐらいになるかなど、お金のふしぎについて楽しく学べます。
お金を自分で使い始める前に、まずは1円の妖精(…いや、妖怪?)と一緒に、お金を大切にする気持ちを育んでみませんか?
(絵本ナビ編集部)

そうすけは道端でお金を拾うが、それが1円だとわかるとまたすぐに捨ててしまう。 驚いた1円は妖精となり、真夜中にそうすけの家に現れる。 「おい! おきろ そうすけ!」 「なんで おまえ おれを すてたんや?!」と1円にしかられる。 そうすけは1円の大切さについて説教をされるのだが・・・
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