1頭でも多く優秀な聴導犬が誕生してほしい、人にも動物にも優しい社会に…。そう願って聴導犬を育てる活動をしている人々と、その愛にこたえ幸せをくれる犬たちの物語。
皆さんは「聴導犬」って知ってますが?
耳の不自由な方々の生活をサポートしてくれる訓練を受けて試験に合格した犬たちのことです
「盲導犬」に比べると日本ではまだまだ歴史が浅く数も少ないと言われています
この本は作者が、「聴導犬」の普及に全力で携わる方々に、インタビューをして、わかりやすくまとめられたものです
こうした活動は、日本の国が決めていることでなく、ボランティアや寄付に支えられていることも知りました
本の中には「本当の福祉とは、誰もが対等の立場で、たがいに協力することなんだ」とありました
悲しいかな日本では福祉は後進国と言わざるを得ません
聴導犬普及の活動を続けて行くことはとても困難なことの繰り返しのようです
それでも「おかげで幸せになりました」という言葉を頂ける仕事はほかにはないと、言い切る代表の方の言葉が印象に残りました
読みやすい文章とところどころに聴導犬や携わる方々の写真が入っています
小学校高学年から大人の方へお勧めです (風の秋桜さん 40代・その他の方 )
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