どれ? でひろがる言葉の世界
絵本は、読み聞かせをするおうちの方と子どもの絆を深めるだけでなく、より細かい言葉の意味を知る有効な手段になります。
(監修者:お茶の水女子大学大学院教授 榊原洋一)
コンセプトは「親子のふれあいで育てる、ことばのちから」です。
まず、身近なものの名前をたくさんおぼえることをめざします。
具体的には、3択の指さしクイズです。タイトルにあるように、「○○は、どれ?」と子どもに問いかけて、指さしで答えさせます。筆記用具不要で、いつでもどこでもできます。
一見開き3点、どうぶつの写真を配置して、どの名前もおぼえさせ、次の見開きで正解のどうぶつについてくわしく説明する、というパターンをくりかえします。
子どもが2歳になるころには、大人が問いかけることのかなりの部分を理解していると感じることが多くなります。
しっかり歩けるようになって行動半径が大きくなり、興味の対象もひろがります。
表現の力を蓄えているこの時期、さまざまな機会をとらえて、いっぱいお話をしてあげましょう。
この絵本で、お子さんとの会話をさらに楽しいものにしてください。
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