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天使がいっぱい」 みんなの声

天使がいっぱい 作:長谷川 集平
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2015年11月01日
ISBN:9784895728935
評価スコア 3.75
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  • 見守ってくれる存在

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子22歳、男の子19歳

    思春期くらいのサイちゃんが出会った雪の光景が描かれています。
    学校から帰宅して、雪景色を眺めているのですが、
    ウサギを見かけた印象は、曇天のような複雑な心境です。
    その夜、サイちゃんの家に、独身のマコおばちゃんがっやってきて、
    泊りがてら、サイちゃんと散歩に出かけるのです。
    そこで教えてもらったのが、「スノー・エンジェル」という遊び。
    雪に寝ころび、手足を上下左右に動かすと、天使の雪形ができるのですね。
    ニューヨークの子どもたちは、こうやって遊び、
    大人は「天使が子どもを見守ってくれる」と教えてくれるのですって。
    それは、サイちゃんへの、おばさんの励ましでもあったのでしょうね。
    長谷川集平さんらしい奥深いメッセージを感じました。
    気になって調べてみると、長谷川さんが「Angels Watching Over Me」という歌と出会い、
    いつも天使が見守ってくださる、というメッセージを子どもたちに伝えたくて作られた作品とのこと。
    同時に、森永ヒ素ミルク事件を扱った『はせがわくんきらいや』での、
    エンゼルマーク(森永)への複雑な思いも。
    そういった意味で、とても奥深い含蓄のある作品だと思います。
    悩み多き思春期の子どもたちにそっと紹介してあげたいです。

    投稿日:2016/01/21

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  • 雪の天使

    外国の絵本では何度か目にした「雪の天使」ですが、日本の絵本に登場すると、新鮮さとともに不思議さを感じました。
    町に、寝そべるほどの雪が降ることもないし、寝そべること自体があまりやらないように思うからでしょう。
    それだけに、43歳独身のマコおばさんの登場は、どこか謎めいて不思議です。
    母親と話があると、泊まっていくマコおばさん。
    思春期の少女サイちゃんの感覚とあいまって、ちょっとつかみどころのない絵本でした。 

    投稿日:2016/01/18

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  • あなたが天使

     天使に会ったことはありません。
     といっても、M製菓の背中に翼のはえたかわいい天使に会ったことがないだけで、もしかしたら人間の姿に変身した天使にはこれまでもたくさん会っているのかもしれません。
     私たちは見たままの姿でその人のことを判断してしまいがちです。でも、よくよく見ると、実はその人がとっても優しかったり、おこりんぼうであったり、さみしがりやであったりがわかってきます。
     きっとその中には天使もいたのではないかと思います。
     よく見ると、絵本を読んでいる子どもたちみんなが天使みたいではありませんか。

     三日間降り続いた雪がようやくやんだまっ白な世界を一人の少女が歩いてくる、そんな場面からこの絵本は始まります。少女の名前は、サイちゃん。
     家に帰ったサイちゃんは家の外にウサギを見つけます。ウサギを見ながら、不思議の国のアリスのように、ウサギについていきたいと思うサイちゃんは、どことなく寂しそう。
     そんなサイちゃんを気づかってか、サイちゃんの大好きなマコおばちゃんが泊りにきました。
     マコおばちゃんと散歩に出たサイちゃんはとっても楽しい遊びを教えてもらいます。
     雪の上に寝転がって、手足をばたばた動かしてみるのです。
     すると、どうでしょう。
     雪の上にまるで天使がいるような形ができます。
     マコおばちゃんはこの遊びをアメリカで知ったそうです。
     いつも子どもを見守ってくれいる天使たち。
     サイちゃんにとって、マコおばちゃんは天使だったのかもしれません。

     この絵本はそんなお話。
     長谷川集平さんの絵はどこまでもやさしい。そして、ちょっぴりかなしい。
     人は悲しいとか寂しいという気持ちをもっているから、他人に対してもやさしくなれるような気がします。ちょうどこのマコおばちゃんのように。この絵本の作者の長谷川集平さんのように。
     きっとこの絵本を読んだあと、天使に会ったような気持ちになります。
     よおく見ると、読んでいるあなたが天使になっていませんか。

    投稿日:2015/12/23

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