低年齢向けのお話会で読みました。
カバのあかちゃんが生まれてくる話です。最後のページに動物園の園長さんからの説明が載っていて、
ほとんどの動物は陸上で赤ちゃんを産み育てるものですが、サバンナで暮らすカバだけは水辺で出産し、授乳は水中でするそうです。
水中でおっぱいを飲むって、なんだかものすごいですよね〜。
たしろさんの描き方がとても丁寧で読みやすかったです。
生まれてくる赤ちゃんカバが、おなかにいるときから描いてくれているのですが、出産の際のお母さんと赤ちゃんカバの臨場感を心臓の音などでうまく表現していて、すごいなぁと思いました。
お話会は子どもたちは小さい子が多かったのですが、よく聞いてくれていました。
一歳くらいの女の子が、「どっこん どっこん すーいすい」のところと、「どくんどくん どくんどくん」のところで前に寄ってきて、
何かもごもご言いながらジーと見てくれたことが、妙に嬉しかったです。