昭和54年発行となっています。
とても古い年季の入った紙芝居です。
「たのしいそっぷ」というシリーズものでした。
古い紙芝居にはたまにこういう仕組みになっているのですが、なんと短いおはなしが2つ入っています。これには「ぱんくがえる」と「ぺちゃんこがえる」が入っていました。
「ぱんくがえる」は多くの方が知っているアレです。
大きな牛を初めて見た子がえるがそれを親のかえるに教えたら、親が得るが、「これくらい大きかったのかい?」「もっとだよ」「う〜ん。もっとかい?」……と、どんどんおなかを膨らして、とうとう破裂してしまうお話です。
これも悲惨な話といえば悲惨ですが、流れ的には単純で面白くもあります。
もうひとつの「ぺちゃんこがえる」のほうは、もっと悲惨な感じに終わってました。飛ぶのが大好きなカエルが道路でジャンプしていて車に轢かれてぺちゃんこ。という結末です。
子どもたちに道徳的なものを知らしめるにはいいのかもしれませんが、だからといってわざわざ悲惨なお話を紙芝居で見せるのもな〜。という印象でした。
ただ、絵は二俣英五郎さん、脚本は堀尾青史なので、とても見やす作品にはなっています。