「紙芝居 たなばたのおはなし」 みんなの声

お話の内容は良く知ってるお話です

働き者の織り姫と彦星がお互いを好きになり、だんだんと怠けるようになり、神様が怒って二人を引き離す…

別れ別れになった二人の悲しみを哀れに思った神様は、年に１度だけ
天の川を渡って二人は会って良いと許す…

実はこの紙芝居、私ではなくて　娘が読んでくれたんです！！

紙芝居なんて出来るのぉ？と思っていたら…

しっかり神様・織り姫・彦星とそれなりに声色を変えてました！

そして【ぬく】と書いてある所はそのまま抜き
【ゆっくりぬく】と書いてある所はゆっくり抜く…

ちゃんと分かっているんですね〜　お見逸れしました！！

「保育所の先生のマネしたんだぁ♪」と言ってましたが、
私の読み聞かせのマネじゃないのね…（＾＾ゞ

２月にたなばたの紙芝居を選ぶ季節感０だけど、とても上手に読めてました

今年は七夕飾りを盛大に作ろうかな？と思える紙芝居です！

もうすぐ、七夕。
たなばたに関する絵本を探していて、この紙芝居を見つけました。

天の川のほとりに、それぞれの岸に住むおりひめとひこぼし。
結婚する前は、ふたりとも働き者だったのに・・・

結婚した途端、おりひめとひこぼしは、遊び暮らし始めます。
ふたりのだらけた姿に、笑いを誘われましたが、
やせ細った牛たちや牛の涙をみて、悲しくなりました。
天の神様が怒らなくても、誰もがこれで良いとは思わないでしょうね。

天の川が、大雨で荒れ狂ってしまった時、
おりひめのために、カササギたちが活躍します。
きっと、おりひめとひこぼしが仲の良かった時を知っていたから、
助けてあげたいという気持ちが芽生えたのでしょうね。

一年で一度、願いが叶う日。
それに託し、今年もたくさんのお願いことが、
笹の葉に飾られるのでしょう。
子ども達の願い、叶うといいな。

紙芝居は、絵本の読み聞かせと違って、読み方に工夫が必要です。
それぞれの役になりきって、演じないといけません。
その辺が、ちょっと大変かな〜
紙芝居用の舞台を使用すれば、めくりがスムーズにできて便利です。

七夕にまつわる伝説は、日本と中国でそれぞれに様々な物語が展開されているように思いますが、この紙芝居はオーソドックスであまり脚色にこだわらない素朴さを感じさせます。
結婚した織姫と牛飼いの幸せに溺れた生活は、天の神の怒りをかってしまいましたが、それだけに年に一度だけの許された再会できる日の重みが伝わってきます。

昔話というより中国に伝わる伝説ですかね。
「七夕」の物語は知っているようで、しっかり“おはなし”として聞いたり見たりしているお子さんは少ないんじゃないかと思います。
この紙芝居は展開がよく、12場面使っていますが、テキストが長々しくなくてわかりやすい内容になっています。

ドラマチックなイメージの織姫と彦星ですが、実は恋愛中はお互いしか見えなくなって仕事をしなくなるというだらしないところがあったんですね〜（笑）
しかも、そういうだらしないところがきっかけとなり、普段は遠く離れたところに住まなくてはいけなくなるなんて……。
「七夕の物語」は実は恋愛ものではなくていものというより、道徳的な言い伝えだったのかもしれませんね。

絵は降矢洋子さんで、線がはっきりしていて遠目も効きますし、とても見やすいです。