この絵本を手にした方はもちろんご存じでしょうが、これは「かこさとしかがくの本」というシリーズの1冊です。
かこさんの絵本は子どもの頃からいくつか読んだことがありますが、もしかしたら、今までで一番印象的な本かもしれません。
イラストは太田大輔さんという方が描いています。
瞳がすごかったです。
「宇宙」を語る本や絵本は結構あり、似たような切り口のものをいくつか読んだことがありますが、この「瞳」は素敵でした。
「あなたの いま いるところは どこですか?」
「ぼくや きみや あなたの いま いるところを しっていますか?」
ここの語りかけのとこ、いいです!
そして、だんだん読み手の目線を広げていって、また、主人公「ぼく」の瞳で終わるんです。
目線の広がり方に無理がなくって、ストーンと気持ちよく読めました。
読んで理解するってことを考えると、小学校の2年生以上かなぁ、と思います。
そのうち2年生か3年生のお教室で、読み語ってみたいです。