ネコの大好きな5歳の娘と読みました。
実は保育園で娘が読んでとっても気にいったらしく、
「お家でも読みたい!」とリクエストされた一冊。
なるほど、突然現れた人相の悪い野良猫ちゃんに、
「タンゲくん」というなんだかとっても変な名前を付けた面白いお父さんに、
そうして家族の一員となった「タンゲくん」を
暖かく見守るお母さんとお姉さんに、
「タンゲくん」のことが好きで好きでたまらなくなった女の子。
娘は彼女にとっても共感するようで、
タンゲくんが彼女だけに懐いていると得意気な様子は、
私から見てもなんだか娘と重なってしまいます。
なにか事件が起こるわけでもなく、
タンゲくんがとってもいい子になるわけでもなく、
ただタンゲ君との日常を描いた一冊なのですが、
愛情がたっぷりと伝わってくる、素敵な一冊です。