3学期初、2年生のクラスの読み聞かせに何しようと悩み、年末からずっと寒さが続くので、あたたかくなる本がいいと思いこれを選びました。
ある日、アンクルイエロースターと名乗るおじさんが現れ、3つプレゼント(風邪薬・星くずのキャンディ・黄色い切符)をもらい海に連れて行ってくれた。海にはいろいろな生き物がいて船と一緒に遊んだり泳いだり。・・いつの間にか家に戻り、みんな夢だったのかなと思うが手にはちゃんと切符が。
そして、あんなに会いたがっていたおとうさんが帰ってきた!おとうさんは外国船の船乗りなのです。
お土産はさっき乗った船と同じものだった・・・
文は「ぼくとねこのトム」とあって、ぼくの名前がなかなか出てきません。
おとうさんの「大きくなったな、すすむ!」のセリフでやっとぼくの名前を知ることになります。
子供達は静かに聞いてくれました。海の生き物の様子が見開きいっぱいに描かれているページが7枚もあって、そこには文がありません。「いるか・メカジキ・カメ・人魚・くじら、いっぱいいるね〜」、「アンクルイエロースターがフワッと空へ浮き、ぼくとねこのトムはおじさんのポケットの中にいました」などとアドリブで言ってみたら反応があったので嬉しかったです。
あと感心したのは、ぼくがベットに入ってつぶやく言葉。『きいろいほしからきたおじさん、きょうはありがとう。今度はおとうさんやおかあさんとも会ってください』おとうさんになかなか会えないから両親のこと大切に思っているんだなとは思いますが、親のおしつけではなく、自然にこんなことが言える子になってほしいなァと思いました。