なんて斬新な絵本なんでしょう。これはパパとママの二人で読んであげると楽しい絵本です。
子供にとうさん・かあさんの子供の頃の話しをしてよと言われて、お互いの生い立ちを話すというもの。当たり前だけど、とうさん・かあさんにも小さい頃があって、それぞれ違う所で育ってねと、とうさん・かあさんが交互に読んでいくと、まるで掛け合いをしているかのような面白さがあります。初めは全然違った二人だけど、何だか似たとこもあったりします。とうさんの紹介なのにかあさんが合いの手を入れてきたりして一体感が生まれて、読み手もだんだんとうさん・かあさんになりきってしまうでしょう。聞いている息子からすれば、なんだ僕と同じ失敗してたのか、なんだか友達になったみたいだなといったところでしょうか。
いつもの絵本にない感触に、読み終わった時のニンマリとした息子の笑顔がとっても良かったです。