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アレクサンダとぜんまいねずみ」 ママの声

アレクサンダとぜんまいねずみ 作・絵:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1975年01月
ISBN:9784769020059
評価スコア 4.79
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  • むらさきのこいし

    • ランタナさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    昔、表紙のかわいらしいねずみに魅かれて手に取り
    想像以上の深いお話に入り込んだ覚えがあります。
    今回久しぶりに読み直してみました。

    コラージュのような色鮮やかな美しいページが沢山ある中でも、
    強く印象に残っていたのが「むらさきのこいし」と「まほうのトカゲ」でした。

    満月の夜、アレクサンダが抱える「むらさきのこいし」は本当にきれい。
    石だけ見ると、何の変哲もない紫色の石なのに、不思議です。
    自分のことばかり考えていたアレクサンダが、
    ウィリーの悲しみに共感したとき「とつぜんめにはいった」むらさきのこいし。
    しあわせになるために必要なことは何なのかを象徴しているようにも感じました。

    また、「はなばなとちょうちょうのいろをした」幻想的なトカゲは
    魔法使いというより、神様のよう。
    「おまえはだれに、それともなにになりたいの?」
    アレクサンダはウィリーを救ったのと同時に
    「自分は自分になりたい」と答えを出したようにも感じました。

    最後のページのねずみ達の表情がとてもいい。
    音楽でも流れてきそうな、喜びにあふれたダンス。
    今はまだ真っ白な未来に、生きているネズミとして大変なことがあっても、
    2匹はずっと友達でいられるのではないかしら。

    低学年の教科書に載っている小学校もあるのですね。
    今回、息子の反応があまりなかったせいもあると思うのですが、
    もう少し大きい子向けな気もします。
    でも、いい絵本との出会いを阻む理由はありません!
    小学生くらいから大人まで、年齢やその時々の自分の置かれた状況で
    読み方が幾通りにも変わりそうな奥深い絵本、おすすめです。

    投稿日:2011/08/27

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    6
  • レオ・レオニの物語は読めば読むほど難しい

    今、小学2年生の息子が国語の授業で学習しています。
    毎日「音読2回以上」の宿題があり、
    必然的に母は一日2回「うーーーーーーん」と頭を抱えているのです。
    難しい。
    作者の発信している暗号を解読しきれないもどかしさが残ります。

    「バーチャルな命」の姿かたちの良さと都合の良さに比べて
    「リアルな命」のなんと厳しく泥臭く面倒くさいこと。
    ボクの願いより親友の望みを叶えてあげて
    …という話の流れではない(と私は読み取った)ので、
    自己犠牲の美談とは少々違うと思うのですが、
    小学生の教材としては
    「捨てられた友達を救う友情の物語」という切り口で
    授業が進められているようです。

    「バーチャルな命」は、
    捨てられた後でさえも自分の望みを語ることはありません。
    一方「リアルな命」は、
    羨み、期待し、求め、喜び、悩み、決断します。
    おもちゃが捨てられることが命の終わりであるならば
    ねずみにもいずれ死は訪れます。
    それでも厳しい現実世界で生きることを「幸せ」と見定め、
    その上で敢えて親友を呼び寄せると決断実行したのであれば
    これは深い深い、とても大きな友情の話かもしれません。
    さらにはこの時代に生きる子供たちに
    「とにかく、生きろ」という
    作家からの強いメッセージも感じます。

    投稿日:2007/03/01

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    6
  • ウィリーのきもち

    ぜんまいじかけのねずみの玩具のウィリーは、
    ねずみのアレクサンダが羨ましかったのだと思います。

    いくら自分がアニーに可愛がられ、人から疎まれることなく
    過ごすことが出来ても、全くの自由がないのですから。

    そんな気持ちを察することが出来ず、自分もゼンマイねずみに
    なりたいと思うアレクサンダ。ウィリーが捨てられる事になって
    初めてウィリーの気持ちが分かったのではないでしょうか?

    トカゲにウィリーを自由にしてあげたいとお願いしてくれて
    ホッとしました。子供と二人祈るようにページをめくっていました。
    二人が楽しそうにダンスする姿がとても幸せそうで
    優しい気持ちにさせて貰いました。

    (願いを叶えてくれるトカゲの姿がミステリアスで、
    凄い存在感です!!!)

    投稿日:2011/01/26

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    3
  • 本当の幸せの姿

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子15歳、男の子13歳

    人間に邪険にされるねずみのアレクサンダは、
    ある日、ぜんまいねずみのウイリーと知り合うのです。
    ウィリーはおもちゃなので人間にもちやほやされているのが、
    アレクサンダはうらやましいのですね。
    自分もぜんまいねずみになりたい、と一途に思うアレクサンダの
    気持ちが伝わってきます。
    魔法のとかげに出会って、願いを叶えてもらう前にアレクサンダが見かけた
    ウイリーの姿が、とても切ないですね。
    子ども達にも馴染みのある「おもちゃ」だけに、リアリティがあります。
    色の魔術師と呼ばれるレオ=レオニの、独特の色彩の世界。
    とかげも独特の存在感です。
    シンプルな表情ですが、いろいろな気持ちが伝わってきます。
    アレクサンダとウイリーの友情もしっかりと描かれていて嬉しいです。
    幸せってなかなか実感しにくいだけに、
    そのあたりがうまく描かれていて良かったです。

    投稿日:2009/04/27

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    3
  • 人間味あふれるねずみ

    とても面白くよみました。

    アレクサンダは、ぜんまいねずみと友達になります。
    でも、人間にいつも邪魔者にされているアレクサンダは、アニーにとても大切にされているぜんまいねずみを羨ましく思います。
    友人にやっても”うらやましがる”気持ちってありますよね。そんなところが、とても、人間らしく(ねずみでした・・)好きです。
    他の人は、よく見えますよね。
    大人もそうです。
    きっと、ぜんまいねずみも、アレクサンダがいつでも自由であることをずっと羨ましいと思っていたと思います。
    友達でも、互いに羨ましい気持ちを持っていて、それが”尊敬”になるか、”ねたみ”になるかは、紙一重。
    アレクサンダは、”ねたみ”に似た感情を抱いていたのでしょうね。でも、そんな友達のことも思いやれる強さはすばらしい。

    大人も子供も楽しめる本です。
    文章は長めですから、4歳くらいがいいのではないでしょうか。
    子供は、”まほうのとかげ”のほうが気になるようです。

    この本は、切り紙のような絵で作られています。
    その紙が、日本的なものが多いのがとても気になりました。
    レオニは、日本好きだったのでしょうか?

    投稿日:2006/05/21

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    3
  • 神秘的で美しい

    • キャッティーさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子6歳、男の子3歳、女の子1歳

    私が初めて読んだレオ・レオニさんの作品です。
    小学校の教科書に載っていました。

    ある日、国語のノートに文と絵を全部描きました。
    その時のことを今でも覚えています。
    箱を描くのが難しかったこと。
    魔法のとかげを描くのが楽しかったこと。
    切り絵の柄が印象的だったこと。

    1番のお気に入りは、
    満月の晩にむらさきの小石を持ってとかげに会いに行くところ。
    神秘的で、美しくて・・・
    小学生だった私も、この絵には力を入れて丁寧に仕上げた覚えがあります。
    レオ・レオニさんの作品、まだ全部は読めていませんが
    私にとって、この作品が1番であることは間違いありません!

    投稿日:2011/12/15

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    2
  • 深いお話ですね。
    単純にハッピーエンドで嬉しいと読んでしまえば優しいほんわかした気持ちになれます。でも、それだけではなくもっと中に作者の言いたいことが隠れているのでは、と考えさせられる作品です。
    ねずみの話なのでフレドリックと関係あるのかと思ったらまったく別のお話でした。

    命のあるアレクサンダは人々に嫌われている。ぜんまいじかけのおもちゃウィリーは自由はないけれどみんなにちやほやされている。皮肉のような正反対の2匹です。アレクサンダはウィリーのようになりたいと願います。しかしある日、ウィリーは捨てられてしまい、、、。アレクサンダはウィリーを自分と同じように生きているねずみにすることで助けてあげます。寸前までは自分が嫌でウィリーのようになりたかったのに!!

    7歳の息子には、一人ぼっちだったアレクサンダが、友達を救うことができ、これからは二人で幸せに暮らせるんだという結末が単純に嬉しいようです。

    投稿日:2011/11/28

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    2
  • 幸せってなに?

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子8歳

    アレクサンダという名のねずみと、おもちゃのねずみ「ウィリー」の友情物語。

    最初は、ウィリーがとても羨ましく思いました。
    人間に大事にされ、ちやほやされているウィリー。
    人間に嫌われ者のアレクサンダは、どうにかして、
    おもちゃのねずみになりたいと思ったのです。
    しかし・・・

    アレクサンダにとって、ウィリーが幸せ者に見えたのね。
    それで、アレクサンダも幸せになりたいって願った。
    ウィリーのようなおもちゃのねずみになれば自分も・・・
    でも、そのウィリーが幸せでなくなった時、
    アレクサンダは、自分がなんとかしなきゃって思った。
    だから、願い事は、ウィリーのために願った。
    相手の幸せを願ったけど、アレクサンダもかけがえのない友達を得た。
    幸せそうに踊るふたり。
    すごく、うれしそう。

    本当の幸せってなに?本当に大切なものってなに?
    子供にも、しっかりと考えさせてくれるようなおはなしですよね。
    レオ・レオにさんの作品は、深く考えさせられるおはなしが多いでしょ?
    難しいな〜と思うことが多々あるんだけど、
    このおはなしは、2年生の娘の教科書にも教材として載っているくらいだから、
    わかりやすいと思います。
    只、やっぱり、少し大きめのお子さんへの読み聞かせにあっているかな。

    今回は、図書館の「大きい大きい紙芝居」での読み聞かせで聞きました。
    娘も「知ってる!」と言いながらも、最後までじっくり聞いていました。

    投稿日:2008/11/11

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    2
  • 読めば読むほど好きになる

    • ゆきぽんずさん
    • 40代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    小学校中学年から中学生の子どもたちに紹介しました。

    読み聞かせをするには12〜13分かかりますが、
    美しい絵と読み応えある深いおはなしなので、
    子どもたちはそれほど長く感じないかなと思います。

    読み聞かせをされる場合、
    できればビッグブックのほうをおすすめします。
    子どもたちにとって大きい本はそれだけで魅力的なうえに、
    レオ・レオニさんの美しい絵の世界が
    よりいっそう鮮やかに感じられるからです。

    私にとってこの本は、
    そのときの心の持ち方で、
    アレクサンダになったり、ウィリーになったり、
    トカゲになったり・・・

    読めば読むほど、新しい発見があり、
    見れば見るほど、どんどん好きになっていくタイプの本です。

    投稿日:2015/05/15

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    1
  • 小学校での読み聞かせ

    • 将軍亭琴音さん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子12歳、女の子9歳、女の子7歳

    小学校での読み聞かせ会に持参しました。
    対象は低学年。二年生ばかり10人弱の
    子どもが聞いてくれました。

    スイミーを習っている二年生のために、
    レオ・レオニさんのほかの作品を紹介したくて…。
    長女が2年生のころ、担任の先生から
    ほかの作品も読んでみてね、好きな作品を紹介してね、
    と言われたので、図書館で何冊も借りていろいろ読んだ中で
    一番心に残ったのが「フレデリック」とこの作品でした。
    私的には「フレデリック」のほうが好きなんだけど
    「フレデリック」は舞台が冬なので
    夏に向かう季節の今回は、この作品にしました。

    とっても元気な今年の2年生、晴れた日には
    呼び込みに行っても、教室には一人もいないし
    今日も来てくれないかもしれないなぁ、と、
    思っていたのですが、この日は雨で…。
    しかも集まってきてくれたのは、2年生ばかり。
    この作品を見るなり「これから読んで」と
    リクエストを受けました。
    本当はワハハと笑える絵本から
    読んでいくつもりだったのだけれど、
    リクエストに答えて一番始めに読みました。
    予想通り、少しいた一年生は退屈して
    どこかへ行ってしまったけれど
    二年生は最後までしっかり聞いてくれました。

    所要時間約6分です。

    投稿日:2012/06/19

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