「こわいわるいうさぎ」と「おとなしいいいうさぎ」が出てきます。
いいうさぎの持っていた人参を、いきなり横取りしたわるいうさぎでしたが…。
作者ポターが、編集者ハロルド・ウォーンから、「ピーターはいい子すぎる。とってもわるいうさぎのはなしがいい!」という注文を受け、書いたお話だそうです。
(もともとは、ハロルド・ウォーンの小さい娘のために書かれたものだそうです。)
なるほど、本当に悪いうさぎですよね!(笑)
「けれども、わるいうさぎは『ください』などとはいいません。いきなり、にんじんをよこどりします!」というくだりは、いじめっ子そのもの。
子うさぎの世界にも強弱関係はあるのですね。妙に納得しました…。
しかし、因果応報といいますか、最後にギャフンな結末が待っていて、満足できました。
やはり、悪いことはしないことです…。