新刊コーナーにありました。
不思議なタイトルなので読んでみました。
商店街で「英語メガネ」の無料お試しを見つけたぼく。
英語メガネって一体何だろう?って思いますよね。
最初、見た文字が英語に変換されて読めるものなのかなって思っていました。
で、かけてみると、なすはいつもの細長いものではなくて、卵のように見えました。
そう英語で言うと「エッグプラント」だから。
英語の言葉の由来になったものに見えるメガネだったわけです。
日本のものと英語圏のもだと、同じものでも形状は違うわけなので、そのものずばりを感じるのは難しそうですが、これだったらね。
日本語メガネをかけていけば、海外のものでも日本語のフィルターを通して見ているものなのかも。
というか普段は意識していないけれど、私たちは日本語メガネを通して物を見ているらしいんです。
文章を書かれた方が、アーサー・ビナードさんなので、ご自分は日本語メガネを通して見ておられるようです。
そんなことがこの作品の発想になったんでしょうね。
他の言語のメガネをかけてみたら他の世界が広がるんでしょうね。
言語って、学習することで確かに自分の言葉の世界が広がりを見せますよね。
息子と一緒に「ふうーん。そうかも」と思いながら読みました。