「青い鳥文庫」から出ている“はやみねかおる”の『怪盗クィーン』シリーズ、2011年の最新刊をやっと読みました。
上の子が小学校のころからやっているシリーズで、喜ぶと思って上の子に用意したら、「もう、クィーンはいいや」といわれ、がっかりしていたら下の子が「読んでみる」と手に取ってくれました。
読み終わって感想を聞いてみると「登場人物が多すぎるよ〜」と、言われました。
あまりお好みではなかったようです。
とはいえ、このシリーズは軽いコメディタッチのとても楽しい物語です。
「赤い夢」に住む年齢不詳のちょっとかわった怪盗・クィーンが巻き起こす事件は、小学校高学年から中学生くらいの子どもたちに結構人気があります。(いつもいく図書館では予約しないとなかなか手に入らないので、貸出率も高いと思います)
前に小学校の高学年のクラスで「はやみねかおる」の作品をブックトークしたら、たくさんの子が喜んでくれました。
その後でお母さんたちから子供に本を買ってしまったとか、図書館で借りてきたとかお声をいただきました。
クィーンのシリーズに限らず、はやみねさんのシリーズ作品には登場人物がたくさん出てくるので、
できれば1巻から順を追って読んだ方が、人間関係がわかってなお楽しいと思います。
ただ、最近は少々マンネリなテンポになってきている部分も感じられるので、キャラクターのアクだけに頼らず、もう少し新しい発想にも手を付けていただけるとファンとしては嬉しいのですが…。