「あきやさいの あきわっしょい！」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

夏野菜もいいですが、季節は秋。
　この絵本のように、旬の秋野菜を楽しみたいところ。
　まずはなんといっても、いも類がおいしくなります。
　さつまいも、じゃがいも、さといも。
　彼らが神輿をかつげば、「わっしょいも！　わっしょいも！」と「いも」の連呼。
　次に現れたのが、野菜の神輿。
　担ぎ手は秋なすににんじｎ、それにごぼう。
　彼らの掛け声は「ヤッサイ！　ヤッサイ！」。
　そこに「ちょっと　まったけ！」と現れたのが、きのこたちの神輿。
　まつたけだけでなく、秋はきのこがおいしい季節です。
　「ちょっと　まって　くり！」と神輿をとめてやってきたのが、くだものたちの車。
　ぶどうにりんご、なしにくり。
　「くだものの　のりものだもの」なんて、しゃれてます。

　こんなふうに言葉遊びがふんだんに盛り込まれているので、声を出して、リズムをとって楽しみたいもの。
　秋野菜が味わうだけでなく、見た目も季節を感じるようにです。
　作者の林木林さんは自作の詩を自身の朗読で競い合う「詩のボクシング」全国大会で優勝したことがあるのだとか。
　この絵本を読むと、言葉は自由に楽しむものだというのが実感できます。
　ちなみに、この絵本の絵を担当している柿田ゆかりさんは偶然柿つながりになったようです。

秋野菜のダジャレがたくさんの言葉遊びもたのしい絵本でした。
エノキなどのキノコ類、ぶどうなどの果物、イモやなすびなどのやさいといろいろな登場人物が出てきます。
秋においしい食べ物にはどんなものがあるかな？と一緒に見ながら読み進めることもできますが、だじゃれが面白くてじょうずだなぁ、と思いました。
読み聞かせるときはリズムよく読むとよいと思うので掛け言葉をちゃんとチェックしておいたほうがいいと思いました。
一度、練習したとき、「あーこうやってかかっているんだ」と読みながら気づいた部分もあったので。
聞いていたみんなは、面白かったようでよかったです。

ジャガイモ、さつまいも、さといも、なす、にんじん、ごぼう、かぼちゃ、まつたけ、きのこなどの秋野菜が美味しそうに登場すうので、秋はやっぱり何と言っても「味覚の秋」ですねえ・・・・・「おイモのおみこしがわっしょイモ」と、言葉遊びの絵本だったんですね！お祭り、紅葉、食べ歩きと秋が楽しみになってきました。

「なつやさいのなつやすみ」「ふゆやさいのふゆやすみ」ときて，今回がこちら「あきやさいのあきわっしょい！」です。
たくさんの言葉遊びと共に，秋の雰囲気を味わえる楽しい絵本です。
巷には季節に関係なく色々な野菜が普通に売っているので，子供に「あきやさい」が何かを教えるのにもいいですね。