息子が2歳〜4歳のころ、気に入って繰り返し繰り返し読みました。
さし絵は、アメリカンコミックのよう。
お話は突拍子もなくて、センダックの独特の世界。
でも、2歳の幼児には、これがおもしろいらしいんです。
何度も何度も、「読んで」と持ってこられて、困惑したものでした。
日々マジメに現実の世界に生きる大人の女性には、
とてもじゃないけどついていけないお話です。
正直よくわかりません。
でも、子どもってきっとこんなこと考えてるんじゃないかなって思えるのです。
時々何を考えているかわからない子どもの脳味噌の中を垣間見た気分です。
きっとセンダックさんという人は、
子どもの感性を保持したまま大人になった人なんじゃないかなと思います。
この本は、たぶん息子の感性を大いに刺激しました。
それは母親が意図してやろうと思ってもできないことです。
何より子どもが大いに喜んだので星5つ。
こういう本は、
私がわからないからといって、敬遠してはいけないのです。