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ねたふり自信を持っておすすめしたい みんなの声

ねたふり 作・絵:小泉 るみ子
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:2006年07月
ISBN:9784591093269
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,144
みんなの声 総数 18
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11件見つかりました

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  • 自分で考える

    タイトルから気になってしかたなかったけど、いいなぁ!この本。
    農家で描かれていますが、自営業は多かれ少なかれこういうところがありますよね。

    ちょっと手伝いがイヤになって、おサボりしてしまうけど、やっぱり自責の念に駆られる主人公。だけどウトウト。
    読者も、やっぱり疲れているんだぁ。仕方ないねと見守ってしまう。
    同年代の娘なんかは、やっぱりダメだよと、同じように自責しつつ、わかるわ〜と共感もして。心中複雑そうだったケド。
    この感情のもつれが上手に描いてあります。

    ちょっと休んだだけでスッキリ。明日も頑張るぞー!という気分が伝わってくる。私達にもそう思わせてくれる絵本です。
    欲しいな。

    投稿日:2011/01/29

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  • ねたふりをして、考えてこと

    畑農家の夏は、毎日おおいそがし。子どもは、夏休みでもお手伝いです。ほかの友達とちがう夏休み、イヤになる気持ち、よくわかります。だから、おとうさんもおかあさんも叱らなかったんですね。親の気持ちも、しみじみしました。ねたふりをして、いろいろなことを考えた一日になったようです。おおらかに描かれた畑や農家の様子がよかったです。かやの中で寝るのも、楽しそうだなと思いました。

    投稿日:2020/11/07

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  •  こんな夏休みを過ごす子もいるんですよね。
     農家の夏野菜の収穫期、家族総出でお日様の沈むまで強い日差しに耐えて懸命に働いています。

     農家をはじめ自営業の家庭では、親の働く姿を日常の中で見ているこどもたち。
     見ながら仕事の手順を覚えていく。
     主人公の女の子も、末っ子ながら自由な時間を削られてもせっせとお手伝い。
     せっかくの夏休みなのに、という親のこどもたちへの申し訳なさも伝わって来ます。

     お昼ご飯の後のお昼寝。
     蚊帳の中で、体が動かない主人公。
     皆が、午後の農作業に出かけた後、主人公の女の子は、納屋へ移動し、“ずる(ねたふり)”を決め込み、またまどろみ始め…。
     この行動をじっと見つめる犬に、「なによ!」「わるい?」って開き直って話しかけるシーンが、可笑しい。

     寝過ごした昼寝(ねたふり)を家族の誰からも問いつめられなかった。 
     それどころか、感謝の言葉を掛けられる主人公。

     本人のきまり悪さとはうらはらに、この子の日々の手伝いが本当に家族に感謝されているのが解ります。
     まだ、こんなに幼いのによくやってくれていると思うから、だれもこの子を責めなかったのでしょう。

     “ねたふり”が許されるこの年頃のこどもの微妙な心模様が、大人の読者の幼少期の記憶を呼び覚ますような、ノスタルジックなストーリーと絵で描かれています。

    投稿日:2010/05/15

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  • 理解ある優しさに包まれて。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳

    農家の夏。
    夏休みは毎日畑のお手伝い。

    漫画も読みたい、昼寝もしたい、海にも行きたい!

    それなのに、毎日毎日家中総出で野菜の収穫に大忙し。

    サボりたくもなるよね。
    夏休みだもの、休みたいよね。
    末っ子に対する、家族の温かい眼差しが嬉しい。
    みんな、痛いほど気持ちが解っている。
    もしかしたら、お兄ちゃんもお姉ちゃんも、
    一度は同じことをしたのではないかしら?

    農家の絵に、母の実家を思い出しました。
    蚊帳の海の底で、みんなで眠ったことを思い出しました。

    優しく懐かしい絵本です。

    投稿日:2009/07/14

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  • 懐かしい蚊帳

    懐かしい蚊帳です。夏は、毎日蚊帳の中で寝ました。

    蚊に刺されて眠れないので、毎晩蚊帳を吊ってもらいました。

    夏野菜の収穫で毎日お手伝いは、大変です。夏は暑いから体もだるくな

    るし、たまにはズルして休みたくなる気持ちがわかりました。

    きっと親の方が辛いんだろうなあ・・・・

    せっかくの夏休みだから、きっとどこかへ連れて行ってやりたいんだろ

    うと思いました。この絵本は、だれでも思う気持ちが、とても上手く

    表現されていると思いました。

    夏野菜がとても美味しそうに描かれていました。

    なぜだか、とても懐かしさでいっぱいになりました。

    投稿日:2009/04/28

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  • わかるなぁ・・・こんな気持ち

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    夏休みってサイコー・・でもお手伝いが・・・
    この頃夏休みの宿題にお手伝いが入っているので我が家でもいろいろしてもらえて母はラッキーでした。
    夏休みが終わったら・・・子どもたちってしなくなるんですよね〜
    やっぱり・・お手伝いって大変なのかな?

    でもこのお話はもっと大変な夏休み。
    夏野菜の畑農場なんです・・・
    どっこもいけなくてのんびりできなくて・・・
    お手伝いばっかりの夏休み。
    とうとうずるをしちゃうんです。

    おおきな『かや』があっておばあちゃん家みたい夏って感じ、画面いっぱいのトマト・なす・きゅうりはすごく美味しそう!
    どのページも絵や色が主人公の気持ちとぴったりしていて表情もいきいきして主人公の気持ちがひしひし伝わってくるようです。

    表紙も素敵で夏休みには必ず読みたい絵本です。

    投稿日:2007/09/05

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  • リアル感満載!!

    • みゅいさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子2歳

    ある夏休みの風景を描いたお話です。
    野菜農家の夏の収穫時期の生活がリアルに伝わってきて、とても田舎風景が懐かしく感じるとともに、少女のちょっとしたお怠け感もまたよかったです。
    トマトにキュウリにナスの描写も鮮やかでとても好感がもてます。

    娘がもう少し大きくなったら、世の中にはこんな風に夏休みに親の手伝いをしている子もいるんだなぁ。と実感してくれたらなと思います。 スーパーで買う野菜の裏には、農家があるんだよって事もね!

    3歳の娘にかやを説明するのは、ちょっと私でも難しかった・・・なにせ、私自身「かや」というものを実際に見たことが無いから(恥・・・)

    投稿日:2007/07/17

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  • 農家ならではの「夏の宿題」

    • そやでさん
    • 20代
    • その他の方
    • 大阪府

    農家ならではの「夏」。毎日炎天下の中、家族で収穫するんだ。暑い中なんでこんな苦労しなきゃならないんだろう。そうだ、このまま蚊帳の中で・・・? ズルして休み、後ろ髪を引かれる思い・温かく受け入れる家族の優しさ。それぞれの心情がストレートに伝わってくる作品です。

    少女の表情が素晴らしい! ほんとは手伝わないといけない、、、でも面倒。そっと抜け出して・・・何よ!と犬にまくし立てる目つき。少女の素直な心模様がよく分かります。みずみずしい野菜なんかもぅ食べちゃいたい!

    作者はほかにも「四季」をテーマにした絵本を出されているようです。こちらの方も読みたくなりました。

    投稿日:2007/03/05

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  • なつかしいかおりがいっぱい!

    私にとってなつかしい場面がいっぱい出てきました。
    まず蚊帳。私が幼い頃、祖父母宅は蚊帳を使ってました。
    もちろん私もその中でねむったこともありました。
    それから家族での野菜の収穫。
    二十日大根やカボチャを収穫したな〜

    思い出と供に私も女の子と同じ気持ちに。

    私もずるをしたことあります。あつ〜い夏の収穫が
    やっぱりイヤでイヤで仕方ありませんでした。
    そんなときは家族って何にも言わないんですよね〜
    どうしてかな?
    でも、その何にも言わないところが優しくて
    心が痛くなっちゃう。

    懐かしくて一気に昔に帰ったおはなしでした。

    息子も女の子の気持ち、わかったのかな?
    「うそついたから恥ずかしいんだよね〜」
    「ホントはこんな事しなければよかったな〜って
    思ってるんだよね〜」なんて
    ちょっと背伸びした事を言って笑わせてくれました。

    投稿日:2007/02/07

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  • 夏になったら、目立つ所に飾りたい絵本!

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子13歳、女の子11歳、女の子6歳

    真夏!の絵本ですが・・・今頃、父ちゃんが借りてきて、読んでくれました(笑)。

    でも、すご〜く、主人公=わたしの気持ちに共感できて、家族のあたたかさにじ〜んとくる、素晴らしい絵本でした。

    楽しいはずの夏休みなのに・・・
    海へも、どこへも連れてってもらえず、
    毎日、毎日、野菜の収穫のお手伝い。
    だから、わたしはずるをして・・・???

    少女の心の中を、リアルに表現した、ストーリーもいいけれど・・・
    絵がものすごくいい!
    真夏の農家の風景って、こんな感じだよなあ。
    とれたての野菜は、みずみずしいし、
    蚊帳の緑と、干草の黄色が、心をひきつける。
    少女の表情も、見逃せません。
    うまいなあ!この絵。

    何度も何度も、読み返したくなります。
    これは、やっぱ手元において、夏になったら目立つ所に、ど〜んと飾りたい絵本です!

    投稿日:2007/02/02

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