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来年はうさぎ年ということで、うさぎが登場する絵本を読みたいと思いました。 こちらはインドの昔話です。 ヤシの木の林にいた臆病で慌てん坊のうさぎ。「世界が壊れたらぼくはどこへ逃げたらいいんだろう?」と急に心配になります。その時「ドッダダッドーン!」と大きな音がして……。 民族調のイラストに味があり、大人が読んでも楽しめました。
投稿日:2022/12/20
臆病なのにあわてんぼうの言葉に私もなので、なんだか自分のことを言われているみたいでした(笑)「ドッダダッドーン!」の大きな音だけでは、「うわっ!世界が壊れるー」とまでは思わないにしても、びっくりすることは確かです。王様ライオンは、うさぎと一緒に確かめに行って「ドッダダッドーン!」が椰子のみが落ちる音だとわかって動物たちにする説明し自分も「たてがみが揺れるくらい大きな音だった」とうさぎをかばって説明したので、さすが王様ライオンだと感心しました。「正しく物事を見たり聞いたり話したりして、本当のことを自分の目でみきわめなさい」と言葉だけでなく実際に王様ライオンもうさぎについて行ったのもさすがだなあと感動しました。
投稿日:2017/09/30
お釈迦様が前世で経験した話という事ですが、現代にも当てはまる教訓になっています。 ヤシの実の落ちる音にビックリしたウサギが大騒動を巻き起こします。 何しろウサギ自身には「事実」だったのですから、仕方がありません。 思い込みは誰にでもあることですが、ちょっと冷静になる間も必要ですね。 この絵本は、流言が大騒動を起こす仕組みも描いていますが、勘違いがいつの間にか事実になってしまって、収拾がつかなくなってしまった事件も世の中にはあります。 沈着冷静な存在も必要だと痛感します。
投稿日:2017/06/13
お釈迦様の善行を収めたジャータカ物語の322番目だそうです。 なんと、お釈迦様がライオンだった頃のお話。 あわてんぼうのウサギが、ヤシの木陰で寝転がっている時に、 ヤシの実が落ちて大きな音がしたのですね。 ちょうど、世界が壊れてしまったらどうしよう、と考えていた時だったので、 ビックリして逃げ出したところ、 他の動物たちも何事かと逃げだして大騒動になるのです。 その様子を見たライオン(お釈迦様)が、冷静に状況を確かめ、 本当のことを自分の目で見極める大切さを説くのです。 とても大切な教訓が物語と溶け合い、素敵だと思いました。 小学校のおはなし会で読みましたが、 子どもたちにもストンと響いたようでした。
投稿日:2017/05/19
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