松岡享子さんの文です
花の好きな秋先は、花を大事に大事にしていました。(もう年老いていましたが)
自分の庭に、一年中いつもきれいな花を咲かせて 花を見ながらお酒を楽しむのが 喜びでした(いいな〜)
こんな花好きの 秋先は花を折ることがいやでしたから 人に花を見せてあげるときも 「折らないでほしい」と言いました。(花の命を大切にしていたのでしょう)
ところが張委という性根のねじけた人がいて この花の庭を奪い取ろうとたくらみ 騙すのです
そのころ 妖術師が皇帝にに謀反を起こしたのでと、秋先は裁判にかけられ牢に入れられます
村人たちは 秋先の心の優しさを知っていましたので 裁判官に無実を訴えてくれるのです
これを助けてくれたのは 花仙人だったのです
そして 秋先は 花仙人と天に昇っていくのです
お話に引き込まれて読みました 花の好きな人の心はやはり 穏やかでいいな〜と思いました
少し長いお話ですが 蔡こうさんの絵がお話の様子を伝えてくれるのです
花にも心を寄せ生きる人と 張委のような傲慢で性根のねじけた人間の生き方 この対比 どちらがいいかは読む人が感じとることでしょう
松岡さんは お話を子供に聞かせてあげたのですね
私も機会があれば お話をしてあげたいな〜と思いました