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どろぼうのどろぼん」 みんなの声

どろぼうのどろぼん 作:斉藤 倫
画:牡丹靖佳
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:2014年09月15日
ISBN:9784834081220
評価スコア 4.57
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  • 不思議なお話にひきこまれる

    主人公のどろぼうのどろぼんは、モノの声がきこえる。その救いを求める声にしたがい、ぬすみを続けてきたどろぼん。
    刑事さんがききとりをするかたちでお話がすすんでいきますが、どんどん刑事さんに共感していきます。つまり、刑事さんたちと同じように、どろぼんの語る不思議な物語にひきこまれていくので。
    作者が詩人の方だそうで、文章がとっても美しいです。印象にのこるような表現が多々ありました。
    そんな物語にぴったりのきれいな挿絵も素敵でした。

    投稿日:2017/02/01

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  • ふしぎなどろぼう

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    一度も捕まったことのない天才どろぼうが刑事のもとに自首?若い刑事はどろぼう どろぼんの取り調べをしますが…。
    ものをとったらどろぼうとも思うもののこのケースはあまり見ないケースですねー。
    ものの声が聞こえるどろぼうなんてふしぎ。
    そのどろぼう行為が人を救ったり、役に立ったり。
    どろぼんの人生。話に引き込まれる刑事たちの気持ちがわかります。

    投稿日:2016/08/25

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    1
  • 声なきモノの声が聞こえる心優しき泥棒

    どろぼうのどろぼんは、人々がその存在さえ忘れてしまったモノの声が聞こえます。その声に導かれて、そのモノを盗み出すのですが、盗まれた人もまったくそのモノの存在を忘れているので、盗まれたことさえ気が付きません。
    そんなどろぼんがある雨の日、刑事であるぼくと出会います。

    その出会いのシーンもとても美しい文章で綴られています。「あじさいの小さな花びらのひとつひとつに雨つぶが包まれるように当たって、そのささやかな音がたくさん集まってつめたい空気をふるわせていた。あじさいにはじかれた雨つぶは、さらに小さくくだけて紫色の煙幕になり、むせかえるようにあたりをかすませていた。それがどろぼんと、ぼくの出会いだった。」p6

    それから始まる取り調べで、どろぼんの不思議な不思議な体験を聞くことになります。そのお話は、読む者をもぐいぐい引き込んで魅了していきます。

    どろぼんは、ある夏の夜に出会ったものとの関係を築く中で、モノの声を聞く力を失っていくのですが、どろぼんがそこで自分の生き方をみつめなおしていくあたりも、じんわりと心に響いてきます。

    詩人の斉藤倫さんの美しい文章が、ふんわりと、「子どもというには年をとりすぎているけど、おじいさんというには若すぎる。背はのっぽというには低すぎるけど、ちびというには高すぎる」という特徴のないどろぼんのように、私たちを包み込み、読後は優しい気持ちになることができました。

    2015年の小学館児童出版文化賞を受賞したこの作品が多くの子どもたち、大人たちに読まれることを願っています。

    投稿日:2015/09/30

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    1
  • 泥棒のどろぼんの告白なのに、なんだがどろぼんがとても良い人に思えてきました。
    自分の利益のための犯罪ではなく、解放して欲しいモノたちを解放してあげるボランティア。
    取り調べをしている刑事さんたちも包み込んでしまったけれど、犯罪と言えないどろぼいうってあるのでしょうか。
    なんだか、魔法にかけられてしまったように思います。

    投稿日:2014/10/12

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    1
  • きれいな絵と言葉

    物の声が聞こえることに気づいた時には、読みながら気味悪く感じましたが、飄々としたどろぼんの話を読み進めるうちに、気味の悪さは消えてしまいました。
    表紙も、中の挿絵も、柔らかくて綺麗なイラストで、集中して一気に読んでしまいました。

    投稿日:2019/09/03

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    0
  • ものの声がきこえるどろぼん。
    どろぼんは、ものを盗むのではなく、誰からも忘れ去られたものたちを助けていました。
    読み進めるうちに、いつの間にか、どろぼんの事が好きになっていきました。
    それは、取り調べをしていた刑事さんも同じ。

    最後は、涙が溢れました。
    幸せな終わりかたでよかったです。

    2年生の男子に借りてきたけど、まだ難しく親が読みました。

    投稿日:2017/11/15

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