たなばた」 みんなの声

たなばた 再話:君島 久子
画:初山 滋
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1976年04月01日
ISBN:9784834005127
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 42
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42件見つかりました

  • 切ない愛のお話

    • さわこさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子4歳、女の子0歳

    私の知っている七夕の話とは、違っていて、こういう話もあるんだ〜と新鮮な気持ちで読み進めていました。
    読み進めながら、織り姫と自分を重ねてしまいました。
    もし、今、自分が主人と子供たちと離ればなれになってしまったら…。私の知っている七夕の話よりも、とても切なくなってしまうお話でした。

    昔話にはハッピーエンドのお話ばかりではありません。
    長い間、語り継がれてきたのには、何か伝えたいことがあるからだと思います。
    この七夕のお話は、夫婦や親子の愛の深さを伝えているのではないでしょうか。
    天の川の水を一生懸命に汲んでなくそうとする姿が涙が出そうになりました。
    切ないのですが、本当におもっている気持ちが伝わってくるお話です。

    七夕が近くなってきたら、また読んであげたいと思います。
    そして、他の七夕のお話も読んで、いろいろな言い伝えがあることを知るのもいいかなと思います。

    投稿日:2009/05/15

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  • 織姫の羽衣

    明日は七夕。今年の夏は、ドタバタと忙しくしていたので、今日の午後になって慌てて七夕の飾りをいっしょに作り、お風呂から出た後に、この本をプレゼントして、読みました。
    美しくも悲しいお話。3歳からとなっているのですが、絵の雰囲気も幻想的で大人っぽいこともあり、お話の世界に入っていくのには少し難しいかな?と思いながら、所々説明を加えながら読み終えると、「いいお話だったね。素敵。」と感想を述べたあとに、「着物、着たくなった。」と付け加えた娘でした。娘にとっては、この着物(天女の羽衣)がキーワードとなったようで、年老いた牛が亡くなり、牛が遺した言葉どおり、牛の皮で着物を作った牛飼いでしたが、娘は「かわいそう・・・」と一言。でも、次のページをめくり、牛の毛皮を着た牛飼いの姿を見るなり、「ピンクの着物は?」と聞いてきました。私は、牛飼いが隠した天女の着物(羽衣)のことなど、すっかり忘れてしまっていたのに、娘は、「ピンクの着物は、どうしたの?ピンクの着物を着れば、お空を飛んで、天に行けるのに。」と言うのでした。そうかあ、牛飼いの妻になって、人間の世界に住むことになった織姫の羽衣は、きっとまだ牛飼いの家においてあると思ったんだね・・・。子どもは、本当に細かいところまで見て、いろいろと考えながら読んでいるんですね。
    七夕の夜、娘は布団の中で、「織姫と彦星、会えるかなあ?」と、窓の外を見上げながらつぶやいていました。

    投稿日:2008/08/02

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  • 七夕伝説はいろいろあるんですね

    • オユマーさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子4歳、男の子2歳

    七夕の季節し、そろそろ由来を教えてあげてもいいかな、と思って借りてみた本。
    たなばたのお話って、多分いろいろあるのでしょう。
    あれ、こんなお話だったっけ?と親の私も初めて聞くようなストーリーに思えました。
    読んであげるなら3才から、と書いてありましたが、
    内容的にはちょっと難しいような気がしました。
    4才になったばかりの娘は、最初読んであげたとき反応がありませんでした。
    しばらくしてまた手にしたとき、おもしろ〜い、と言いましたが、
    どこまで理解しているかな、という感じでした。
    でも挿絵が幻想的で素敵でした。
    これはゆっくりじっくり時間をかけて読むのがおすすめの本かなあと思いました。

    投稿日:2008/07/22

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  • じっくり味わう七夕

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子12歳

    七夕物語はたくさんありますが、じっくり読みたい時はお薦めです。
    天女の織姫は、水浴びの時に着物を牛飼いに取られて妻となります。
    子どもも生まれ、平穏な日々でしたが、織姫は天に呼び戻されます。
    後を追う牛飼いと子ども達・・・。
    絵が幻想的で、文章の配置にも工夫があります。
    また、織女星と彦星だけでなく、周囲の星々の由来や、七夕に雨が多いことなど、
    詳しく描かれています。
    展開がやや複雑なので、じっくり読む時に向いていると思います。
    改めて読んでみると、七夕って奥が深いと思ってしまいました。

    投稿日:2008/07/03

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  • 家族の再会

    「えっ、たなばたってこんなお話だったの」と少し驚いてしまいました。うしかいとおり姫の出会いって、けっこう強引だんですね。二人の間に、子供がいるのも知りませんでした。かごにはいった、二人のぼうやがかわいいです。

    たなばた、というとロマンティックなイメージがあったのですが、家族の再会のお話だったのですね。来年、七夕の夜空を見上げたときは、子供たちの星もみつけたいです。

    流れるような線とぼかしの色あいで描かれた絵が、幻想的でたなばたのお話にぴったりだな、と思いました。

    投稿日:2007/10/16

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  • 空を見上げてみよう。

    一般的に七夕は7月7日だと思うんですが、北海道では1ヶ月遅れて8月7日に七夕飾りをするんです。

    季節柄ピッタリなコトと、七夕の由来をあまり詳しく知らないコトに気づき(い、今さら?)、図書館で絵が一番きれいなこの「たなばた」を借りてきました。

    。。こんなに悲しいお話しだったなんて!
    わたしは今まで漠然と「一年に一回しか会えない訳アリの恋人同士のロマンチックな物語」だと思っていましたが、この絵本では、牛飼い(ひこぼし)とおりひめの間に二人のこどもがいるんです。
    それなのに 王母さまの怒りを買い、家族がバラバラになってしまって。。牛飼いとこども達は おりひめに会いたい一心で力を合わせてひたむきにがんばるのです。
    ううっ。泣ける。

    こども達の一生懸命さに王母さまもちょっとは心を打たれたらしく 一年に一度だけ会うことを許しました。。って一年に一度かい!
    愛し合っている家族が一年に一度しか会えないなんて寂しすぎる。
    悲しい物語だったんですね。

    こどもに読むより、大人向きの絵本かな、と思いました。
    絵はとっても幻想的で素敵です☆

    今年の七夕は空を見上げてみようと思います。

    投稿日:2007/08/01

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  • 読み聞かせました

    • ゆったり♪さん
    • 40代
    • ママ
    • 佐賀県
    • 男の子6歳、男の子1歳

    今年の七夕も雨が降っちゃいました。
    そこで七夕直後にでかけた小学校の読み聞かせで
    この本を読んでみました。
    「どうして雨が降ったのか、このお話でわかるよ」と。

    少々難しいかとは思いましたが、
    小1の子供たちはしっかりと引き込まれていました。

    雨が降るわけ。。。
    雨が降っても大丈夫なわけ。。。
    子供たちは安心したようでした。

    大人が読んで「そうだったのか〜」と感動する、
    本当にいい絵本です。

    投稿日:2007/07/13

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  • 難しい?

    • Yuayaさん
    • 20代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    織姫と牛飼い(彦星)の出会いから別れ。
    一年に一度だけ会えるようになった経緯が綺麗な絵と共に書かれています。
    七夕のお話です。

    んむ。牛飼いさんは・・・果たしていい人なのか。少し疑問です。
    織姫との出会い方、結婚するまでかなり強引なんで・・・。
    この中では牛飼いや子供たちがかわいそうに描かれているけれど、かわいそうなのは織姫と子供たちですよね。
    私が知っている七夕のお話とは違ったんで、こんなお話もあるんですね。

    対象が3歳からになっている割にすごく難しい内容でした。
    息子は真剣にお話を聞いてはいたけれど果たして理解できているのかなぁ?というのが強いです。

    投稿日:2007/07/07

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  • きれいなイラスト

    季節モノだからと思って様々な七夕絵本を読み聞かせるけれど
    今ひとつ反応しない娘。
    まだ難しいのか、興味がないのか・・・
    ちょっと残念な思いです。

    毎ページごとに同系色をまとめたイラストとか
    文字のレイアウトとか美しいなあと思いました。
    お話は小さなころに聞いたお話とは違って
    こどもがいたんですね〜ビックリです。

    投稿日:2007/07/04

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  • 七夕の日を前にして図書館で借りてきました。
    それまでは漠然としか“おり姫とひこ星”のお話を知らなかったのですが、その裏に、こんなに家族の悲しい別れがあったとはしりませんでした。今年の七夕は、この絵本を思い出しながらしんみりした気分で天の川を眺めることになりそうです。

    投稿日:2007/06/25

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