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鹿よ おれの兄弟よ」 みんなの声

鹿よ おれの兄弟よ 作:神沢 利子
絵:G・D・パヴリーシン
出版社:福音館書店
税込価格:\1,870
発行日:2004年
ISBN:9784834006322
評価スコア 4.15
評価ランキング 25,446
みんなの声 総数 12
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  • 素晴らしいけれど、私には読みづらかった

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    『この絵本が好き!』という本の中で、絵本関係の仕事をされている方116名へのアンケートの結果、2004年発行の国内絵本第2位になっていた本だったので、読んでみました。
    本のサイズも大きく、絵も精密で素晴らしいものでしたが、私には今ひとつ読みづらい本でした。
    自然と共に生きるたくましさや厳しさがヒシヒシと伝わってはくるのですが、それを受け止めるだけの度量がなかったのでしょうか。
    当時5年生だった娘の教室での読み聞かせにどうかと考えたのですが、家で練習した時点で、娘は途中で逃げ出してしまい、私自身も最後まで読めませんでした。

    我が家ではダメでしたが、『この絵本が好き』では大絶賛されているので、ノンフィクション系の本や骨太の硬質な本が好きな方には、とても共感を呼ぶ本なのではないかと想います。

    投稿日:2006/09/19

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    1
  • 繊細で美しい絵

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    よくお薦めされていたのですが、
    対象年齢が高くて
    8歳、5歳に読んでも大丈夫かと躊躇していたのですが
    絵本だったので読んでみました。

    繊細で美しい絵が素晴らしく、
    聞いたこともない
    オノマトペに読みにくいけど
    シベリアの言葉なのかな〜
    と思いながら読みました。

    読み終えたとき、作者を見て
    「ちびっこカムのぼうけん」「くまの子ウーフ」「ふらいぱんじいさん」の神沢利子さんだと知り、驚きました。

    命を育てるために、命を殺し、命を敬う。
    スーパーで肉や魚を買い、直接命を殺すことをしていないので
    日々の生活で命への思いが薄れていましたが、
    絵本の中のような生き方をすることはできそうにありませんが、
    でも、少し憧れます。

    投稿日:2020/11/10

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  • 大人になっても一生読み続けられる本

    • マジュレッドさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子7歳、女の子7歳

    7歳と9歳に読んだ。
    「子どもには難しいだろう」と敬遠していたが、自分のために借りたら子どもが手にとり、寝る前の読み聞かせに持ってきていた。
    最初はどこの地方だかまったくわからず。
    アイヌ、モンゴル、フィンランドのサーメ人などを連想しながら読んだ。
    あとでヒョウ?が出てきたので、ようやくロシアかと。
    人間の手技の限界に挑戦するような細密画で、自然の美しさと厳しさをあますところなく表現している。
    細密というのはときに遠近感に乏しくなる。
    この本もそういったきらいはあるが、画家の体温を写しとったかのような迫力の前に、読者として屈服する。
    文章は神田利子氏。
    オノマトペは直訳かもしれないが、じゅうぶん名文だ。
    「しかよ、おれの兄弟よ」が各所に入る。
    声に出して読んでいると、抑揚がつけやすい構成になっていることに気づく。
    これでは自然に読み手にも熱がこもってしまう。
    絵と文章が同じように沸騰していると、読み手の私も引きずられてしまう。
    子どもたちを置いてけぼりにしてはいないかと心配したが、子どもは子どもで、この舞台装置に圧倒され、眼を見開いて最後まで静かに聞き入っていた。
    子どものころにこの絵本に出会えるのは幸せだ。
    わが子に、一生の間に幾度となく開いてほしい絵本。

    投稿日:2020/02/21

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  • 気品ある美しい絵本

    少し大きめのサイズの絵本。表紙の気品のある美しい鹿に惹かれて手に取りました。
    撃ち倒す鹿を賛美し、感謝する漁師の思いを、力強い詩で語られます。繊細で美しい挿絵が、心に迫ってくるようでした。
    いつも読んでいる絵本とは、雰囲気が全く違ったので少し戸惑いましたが、読了後は清々しい気持ちになりました。

    投稿日:2015/10/09

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  • シベリアの猟師

    シベリアの猟師のお話ですが、絵で見る限り、顔立ちが日本人に近いのだなと思いました。
    猟師から、鹿への語りかけでお話が進んでいきます。
    自然と共に生きることや、自然の恵みを大切に受け取ることなどが、しみこむように伝わってきました。
    少し大人っぽい内容かと思います。

    投稿日:2012/05/23

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  • 壮大な抒情詩

    シベリアの大地の荘厳な営み。
    鹿の皮をまとい、鹿の肉を食い、自らが鹿を兄弟だと思う猟師の、大自然への畏敬と、自然との共存が、パヴリーシンの絵とともにみごとに描かれています。
    大自然の中での営みは、すべてが自然の摂理に従っているのです。
    鹿に親しみを持ち、愛を持っていながら、自らの生を得るために、人は鹿を殺し、皮をそぎ、肉を喰らいますが、鹿に対する敬虔を決して忘れることはありません。
    人は生きるために肉を食べるのですが、決して鹿を物としては見ていないし、感謝すらしているのです。
    川を上っていく猟師の心理描写、様々な動物が棲息する大自然の描写、様々なオノマトペ…。
    壮大な詩の朗読が自らの心にも響いてきました。
    パヴリーシンの細密画に描かれるシベリアの民俗の生活。
    子どもたちには少し難しいかもしれないですね。

    投稿日:2012/02/28

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  • 北の方の暮らしぶりがわかる作品

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    名台詞「しかよ おれの 兄弟よ」から物語が始まるのかと思いきや、
    “シベリアの森で…”でした。
    タイトルはずいぶん前から知っていましたが、
    表紙絵があまりにも荘厳で、どんな小難しい物語かと思い、
    今まで手にしたことがありませんでした。
    最近、アイヌの物語などに興味が出たので、有名な作品だしと思い切って図書館で探してきました。
    想像していた以上に素敵な絵本でした!

    神沢さんのお話では「ちびっこカム…」が好きですが、
    カムはまた違った北の大地での力強い生き方を見せてもらいました。

    今回はコラボ作品で、絵はロシアで“ハバロフスク市名誉市民”の称号の画家「G.D.パヴリーシン」さんが描いてくれています。
    これまた素晴らしく細かい、丁寧で荘厳なイラストでした。
    たった一晩の出来事ですが、物語はとても長く感じます。
    一言一言、1ページ1ページの描写に歴史を感じるせいかもしれません。
    絵本のサイズも文章の字も、一般的な絵本作品の物より、やや大きめで作られていますので、読み聞かせなどにもお薦めしたいです。
    どのページも見ごたえたっぷりで、余すところなく楽しめると思いますが、
    読み聞かせに使うなら、北の方の暮らしぶりが想像しやすい小学校高学年以上のお子さんたちがいいと思います。

    投稿日:2011/11/03

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  • 自然との接し方に感動

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    鹿を獲って、生計を立てる家族がみごとな自然を背景に描かれています。

    鹿は、おれの血となり肉となる、だからおれは鹿だ。ということばが胸にささりました。鹿を殺し、衣食住の糧とすることは、動物愛護を超えた愛情と感謝をもってしか行えないのかもしれません。

    自然の中に生きる人間と同等のものとして、鹿を位置づけている主人公の姿に感動しました。

    投稿日:2007/11/29

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  • 力強い詩と繊細な挿絵の魅力

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、男の子8歳

    シベリアで暮らす猟師の物語です。
    自然界で生きることの厳しさを、真正面からとらえています。

    神沢利子さんの静かで力強い詩と、画集を見ているかのように繊細な挿絵が、寄り添うようにたたずんでいます。
    一見して軽い内容の絵本ではないとわかるので、子どもが自分で手にとることはあまりないかもしれません。

    小学校5・6年向けのおはなし会で、聞きました。
    淡々と読み進める読み手の声が、教室に静かに響きました。

    厳しい世界に生きるからこそ、家族の団欒がいかに温かく幸せなものと気づくのですね。
    ぬるま湯の世界にいる自分の鈍感さ(幸せボケ)を反省しました。

    『くまの子ウーフ』と同じ作者であることが、信じられないほど、まるで違う世界が、そこにはありました。
    高学年から大人まで楽しめる絵本だと思います。

    投稿日:2007/11/07

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  • 声に出して読みたい!

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子12歳、女の子9歳

    シベリアの猟師と森に棲む鹿との対峙。自然への畏敬の念が力強い文章と絵から伝わってきます。テキストを目で追っているうちに、声を出して読みたくなります。この生命力あふれる絵本を多くの子どもたちに読んでもらいたい。

    投稿日:2007/02/24

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