話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

灰屋灰次郎 灰はございー」 みんなの声

灰屋灰次郎 灰はございー 作:飯野 和好
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2017年12月12日
ISBN:9784752008187
評価スコア 4.4
評価ランキング 12,900
みんなの声 総数 4
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

4件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 落語を聴いていると時々これは文化だなと感じることがある。
     話芸といわれる世界でありながら、目の前に江戸や明治の庶民の暮らしが広がるようである。
     それを同じことが飯野和好さんのこの作品にもいえる。
     江戸の通りに響く物売り買いの声。
     この物語の主人公の灰次郎の商売である灰買いの声、「灰はございー」だけではない。
     めだかに金魚売り、塩売りの声がいきかう。
     落語でいえばマクラにあたる。
     けれど、ここをしっかりしないと江戸の時代にはいっていけない。

     さらに灰次郎が小さい坊やに連れていかれる裏長屋。
     どぶ板が狭い路地を走り、隣近所はうすい壁。
     この雰囲気もしっかり描かないと、世界にはいっていけない。
     しかも、この裏長屋は物語の後半には重要な舞台となるのだから。

     ところでこの灰次郎という男の商売は家々から灰を買ってそれをふるいにかけて、布を染めたり和紙をつくったりする時に使われたという。
     それでなかなかいい商売にもなって、灰次郎は結構いい屋敷で暮らしている。
     もっともそれも灰次郎がまじめに商いをしているからで、これを妬む男が出て来る。
     しかも、それがもとの弟子というのだから。

     ところがこの悪人、やっぱりどこか抜けていて、悪だくみも裏長屋の薄い壁でまる聞こえ。
     灰次郎は寸前のところで難を逃れることができ、と、まるで落語の世界のよう。
     まさに飯野和好さんの話芸ならぬ絵芸の名人芸、「人情えほん」とつくだけあって、ほろりとさせられる。

    投稿日:2019/08/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • 人相悪目な男の表紙、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子6歳、男の子4歳、女の子1歳

    どんなお話なんだろうかと読んでみたらば、この男はよい男。最後は何とも心温まる終わり方。誰もがこの男の幸せを願うだろう。お世話になった方に悪さをするとはとんでもない奴がいるもんだ。そして、灰が肥料にもなるという事実を、私はこの本で初めて知りました。

    投稿日:2018/03/08

    参考になりました
    感謝
    0
  • 灰屋

    飯野和好さんの描くインパクトのある絵に惹かれて選びました。灰屋灰次郎が、4頭身に見える大きな顔がとても印象に残ってしまいます(笑)灰屋という商売があんまり理解出来ていない私ですが、商売繁盛でなによりですが、弟子の銀次郎に商売がうまくいっているのを疎まれるとはやっぱり気の毒になりました。

    投稿日:2018/02/23

    参考になりました
    感謝
    0
  • 江戸の人情物語

    江戸を舞台にした人情味たっぷりのお話です。
    物売りの中に灰屋というものがあったのかどうか知らないので、不思議な気がしましたが、長屋の雰囲気、時代劇調の言い回しに、懐かしさを感じました。
    大きな立ち回りがあるわけではないので、少し物足りない部分があるのと、子どもたちには、いろいろと解説が必要かと思います。

    投稿日:2018/02/06

    参考になりました
    感謝
    0

4件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • はるのおくりもの
    はるのおくりもの
    出版社:日本標準 日本標準の特集ページがあります!
    雪を見たいカエルと見せてあげたいキツネとウサギ。心あたたまるお話を美しい四季の絵にのせてお届けします


児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(4人)

絵本の評価(4.4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット