きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
ねえ、おぼえてる?(偕成社)
国際アンデルセン賞画家賞受賞作家最新刊
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最後、涙ぐんでしまった。天馬と琴葉、幸せになってほしいな。 工藤さんの作品を読むのは三作目だが、本当に上手い。 琴葉の父が営む町工場を舞台に描かれる過去の戦争と現在。頭で考えることと、体で感じてしまう傷の深さは別物のことがあるだろうなということは天馬の祖母のエピソードを読んで思った。 何よりも、家族から弾き出された天馬を引き取り、家族同然に受け入れ守る琴葉の父の姿勢がかっこいい。仕事での筋の通し方の一徹さにも心打たれるものがある。 盛り込まれているものは、非常に重く考えさせられるが、それを琴葉の視点から描くことで、とても身近な問題として捉えることができる。 そして、最後涙と共に読んでよかったなと思えるって最高。
投稿日:2021/02/12
5人の素敵な作家さんたちのリレー本 「ぎりぎりの本屋さん」 「ぐるぐるの図書室」からの 工藤さん作品が気になって読んだ 『あした、また学校で』が と〜ても素敵で、工藤さんの作品を もっと読んでみたい!と 今回は、出版されたばっかりの 表紙のイラストも素敵な この作品を図書館にリクエスト 大当たり〜!!!!! 自分の環境について 他の子と比べてー不満は多いもの でも、本当にそうなんでしょうか 学校の中における自分の位置? 家族、家業、職業・・・ でも、ひとりの年の近い 「天馬君」が家に来たことによって 主人公の琴葉は 職人気質の父親との対立 家業のこと いろいろなことを考え すぐに思ったこと、思ってもいないことを 言葉にして 反省したり、悩んだり 性格も環境も違う友達の存在も 素敵です 天馬君を通して 複雑な家族関係とか 先生との関係とか 胸キュン、恋愛の始まりかな〜とか 思春期独特の心の裏腹といいますか ブキッチョながら、相手を思いやる気持ちとか 成長過程における状況を うまく捉えれているように思います 最初に「火球」が出てきてびっくり! 先日、ニュースでも騒いでましたよね? それと、「家族」「職業」「差別」「戦争」・・・ なかなか、深いテーマがたくさん含まれておりますです 後半が、ちょっと時間の経過が早く コンパクトにまとまり過ぎているようにも 思いますが 希望として、こうあってほしいなぁ〜 と、おばさんな私は 読後、安心しました 題名の「てのひらに未来」という題名も とても感心し、納得でありました 天馬君の工場見学祭りの説明員の様子が かっこいいなぁ〜(笑 でも、やっぱり、職人気質のお父さんの 筋の通す姿勢は、素敵で、見習いたいと思いました 中学生の親子に ぜひ!読んでほしい作品です
投稿日:2020/07/15
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