話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

  • 笑える
  • びっくり

パンツのなかのまほう自信を持っておすすめしたい みんなの声

パンツのなかのまほう 作:中川 紗矢子
絵:でぐちかずみ
出版社:かもがわ出版
税込価格:\1,760
発行日:2021年08月02日
ISBN:9784780311730
評価スコア 4.78
評価ランキング 560
みんなの声 総数 8
  • この絵本のレビューを書く

自信を持っておすすめしたい みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

8件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 性被害防止のファーストブック

    わいせつ事件から如何にわが子を守るか危惧していた頃、この本が出版されると知りました。地元図書館では、所蔵開始と同時に15件ほどの予約待ちになっており、世間の関心の高さを実感しました。

    この本はパステルカラーの愛らしい画風で、子供に恐怖心を与えることなく大切なメッセージを伝える工夫が施されています。
    また巻末には、子供から性被害を相談された際の対応方法や相談機関など、「信頼できる大人」に向けた指針が詳しく掲載されており、とても為になりました。

    とは言えども…性犯罪防止教育など受けたことがない年代の私としては、初めて5才の娘に読み聞かる時はかなり緊張しました(苦笑)
    そしていざ読んでみると…娘は「え〜、ぱんつのなか!?はずかしい〜笑」「え〜、大人になったら使える魔法ってなに〜?」などと、少々異色なテーマを5才児なりに敏感に感じ取りつつも、最後まで楽しく熟読してくれました。

    @パンツの中はとても大事
    Aでもどろぼうが狙っている
    Bもし盗まれたら大好きな大人に言う
    C信じてもらえなくても諦めずに他の大人に言う

    という大切なメッセージは5才児にも理解できたようなので、【性被害防止のファーストブック】としておすすめです。

    本作はそのテーマの特性から、出版してくれる進歩的な会社に出会うまで4年程かかったそうですが、著者(さく)印税は全額、子供を性暴力から守る活動をされている団体へ寄付されるそうです。
    本作に懸ける著者と出版社の情熱に、胸が熱くなりました。

    投稿日:2021/10/04

    参考になりました
    感謝
    2
  • 守る知識と教育を

    娘に対してデリケートな教育は父親として非常に悩ましく難しい面があります。
    しかし、昨今の様々な環境でも悪意ある大人によって将来のある子供達が性被害によって未来を台無しにされているのも事実としてある為、性教育をしない訳にはいきません。
    絵本を通して、親だからこそできる教育によって娘に自己防衛の判断力を養って欲しいと切に感じます。
    こちらの絵本は内容が分かりやすく、非常におすすめです。

    投稿日:2021/08/12

    参考になりました
    感謝
    2
  • まだあまりない性教育の絵本です。
    絵がかわいらしく、ひらがな表記なので小さい子でも読みやすいと思います。

    自分の子どもだけでなく一人でも多くの子どもが被害に遭わないように、ここには触れさせない、万が一何かあったら大人に相談する。という簡単そうでまだ判断が難しい子たちにもわかりやすく絵本で説明できることはとてもありがたいです。口頭で話すより、絵を見ながら学べるので子どもも理解しやすいと思います。

    この絵本の特に良かった部分はあとがきです。
    実際に起きた小学校教師から生徒への性暴力事件に携わっていた方が書いた絵本とのことで、作者の思いがとてもよく伝わりました。そして親として大人として、子どもへの対応や性教育の大切さなど学ぶことがたくさんありました。あの一文を読んでなければ正しい対応ができてなかったかもしれないな…とハッとさせられました。

    主人にも読んでもらったところ、最初は性の話はしづらいと言っていましたが読んで考え方が変わったようで、子どもを守る為に小さいうちから絵本を通して性教育をしていこうね。と夫婦で話し合えるきっかけにもなり、とてもありがたいです。

    子どもだけでなく大人もしっかり学ぶことで自分を守る術を教えてあげられるのだと思います。

    ぜひ一人でも多くの方に手に取ってもらいたい絵本です。

    子どもたちの未来がより明るくなりますように。

    投稿日:2021/08/12

    参考になりました
    感謝
    2
  • とても大事な第一歩

    お風呂上がりのはなとそらは、小さな箱が届いているのを見つけました。
    その箱には二種類のパンツが入っていて、はなは水玉のパンツを、そらは虹のパンツをはきました。
    箱の中身は、それだけではありません。
    リスが、飛び出してきたのです。
    そして、リスは二人に話し始めました。

    性被害と言う、とても難しいテーマを挙げた絵本です。
    読者は子どもなので、言葉を慎重に選んでいる印象があります。
    それ故に、読み聞かせをしてもらった子どもたちにははっきりとは響かないかもしれません。
    ですが大人にはバンバン響き、なんとかしなければという気持ちになります。
    そう感じた大人は、何度も読み聞かせをしそうです。
    その点で、「パンツのなかのまほう」は、性被害から子どもたちを守る、大事な第一歩の絵本だと思いました。

    投稿日:2021/09/11

    参考になりました
    感謝
    1
  • 我が子を守るために

    いつも側にいられないからこそ、我が子に防犯の知識を!ということで、少しずつ性教育関連の絵本を読んであげるのは良いことだと思います。
    パンツのなかの魔法は、性教育という感じがあまりしなくて、ファンタジーな雰囲気があって読みやすいと思います。
    あとがきは親向けです。ためになる内容でした。子供がパンツの魔法を盗まれないことが一番だけど、もし盗まれてしまったらどうすればいいか、ということにも触れられていて勉強になりました。
    伝えてくれた子供の前で大人が感情的にならずいられるかは私の場合、難しいですが・・・。

    投稿日:2021/09/03

    参考になりました
    感謝
    1
  • いいですね!!

    日本では、どうも性に関しての発言はタブー気味。
    そんな環境で育った私たち親世代は、子を持つ身になっても、どういうふうに性に関して子供に伝えたらいいのか戸惑うことも。
    こういう絵本は、とてもいいなぁと思いました。
    子供に、自分を守ることの大切さを教えていきたいですね。
    学校教育でももっと真剣に取り組んでほしいです。

    投稿日:2021/08/13

    参考になりました
    感謝
    1
  • 性暴力から子を守るために

    この絵本ができた背景と、著者の活動を知って、この絵本を作った思いが伝わってきました。
    障がいがある女子児童たちが、担任教員から繰り返し受けた性的被害事件に対する思いが結実した絵本です。
    内容は少し抽象的で、どのように知的に障がいを持つ子どもたちに伝えるかに苦心が汲み取れます。
    健常の子であっても、刺激的なアプローチは、大人の思いを伝わりにくいものにするかも知れません。
    この絵本は、性的被害から子どもたちを守るために、親はどうするかを考える、大人向けの絵本であるかも知れません。
    そのためには、子どもが性的被害を受けたとき、子どもが親に話ができる、信頼関係が大切であるということも言われていることを忘れてはいけません。

    投稿日:2022/06/16

    参考になりました
    感謝
    0
  • 性教育の絵本は最近目にすることが多くなり、他の絵本と同じように特別感を感じさせずに我が子に読んであげたいなと思います。手の洗い方、トイレのしかた、食事のマナー、などのようにあたりまえの知識として子どもに自然に身に付けてもらいたいです。
    大人向けのあとがきはとてもためになりました。子どもが性被害にあうことは絶対に避けなければいけませんが、もし万が一起きてしまったとしてもその後の対応もとても大切なんだなと勉強になりました。

    投稿日:2022/03/01

    参考になりました
    感謝
    0

8件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / キャベツくん / よるくま

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

みんなの声(8人)

絵本の評価(4.78)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット