「トトのかんぱい」 みんなの声

「かんぱい」の楽しさを満喫するトトの姿を追った作品。
確かに、乾杯って、何だか素敵です。
そして、みんなが笑顔で応えてくれる、というのは、確かに不思議な魔法のようですね。
そして、トトは、その楽しさを満喫すべく、乾杯する相手を探して出かけるのです。
この行動力、まさしく子どものピュアな部分が原動力のような気がします。
段々と相手が大きくなっていくのも愉快です。
最後に登場するのは、おばけ！？
いやいや、意外にもみんなにこにこ乾杯する様子は、まさにすごい光景です。
さらには帰宅したトトはしっかりと受け止められます。
この心地良さ、ほっこりです。
幼稚園児くらいから、これはぜひ、生活に取り入れてほしいです。
独特のコラージュもポップで楽しいです。

乾杯が大好きなトトが、ありやうさぎなどの出会った生き物たちと「乾杯」をするお話でした。
みんなと乾杯をするトトは本当に楽しそうで、見ていて清々しい気分になりました。
みんなと乾杯をしているトトの前におばけも出てくるので、ハロウィン前に読んでも良いかもしれません。

子どもたちが小さいとき（もう何十年も前ですが…）、飲み物を飲むときは必ず「ぱんぱーい（かんぱーい）」と言って、コップを合わせていたことを思い出しました。
なんとも幸せな家族の食卓の思い出です。無意識にしていたけど、「かんぱーい」には、なんとも言えない力がありますね。
作者さんが、この絵本を描いた気持ちがわかります。

そういえば、うちの息子も乾杯よくやっていたのを思い出し、楽しく読みました。
トトは、いぬさんとごろごろ「かんぱい」したり、うさぎさんとぴょんぴょん「かんぱい」したり、自然とあいてに合わせて「かんぱい」しているのが微笑ましく、相手もみんな笑顔！
さいごの出会いはちょっとどきどきですが、そこもトトのかわいらしいかんぱいの効果でしょうね。
とってもかわいいおはなしでした。

トトちゃんの様子を見て、うちの子どもたちが小さかった頃を思い出しました。
祖父母と乾杯したり、ままごとで乾杯したり、特に意味もなくテンションを上げていたような…。

小さいお子さん向けの絵本でも、センスの良いコラージュ作品で大人っぽくて素敵です。
森の中ではハロウィン風のお月見みたいな、少し怖くて不思議な乾杯。

私も以前のように、飲み友達と夜の街で乾杯したいなぁ。

トトちゃんは乾杯をするのが大好きなようで出会う人皆、というか出会う動物たちにも乾杯！本当にこんなことが出来たら楽しそう、そう思ってしまいました。皆優しくて温かい感じで読んでいて嬉しかったです。最後はママが乾杯。皆であったかく乾杯！何て素敵なんでしょう。トトちゃんみたいに毎日乾杯！って大声で皆と声が合わせられたらどれだけスカッとする事でしょう。なんか読んでいると気持ちが明るくなる、そんな1冊でした。

乾杯が楽しくてしかたないお年頃に、ぴったりの絵本。

乾杯好きのトトは、家族とだけじゃなく、あり、うさぎ、くま、いろんな生き物と乾杯し、果ては生き物じゃないおばけまで！
かんぱーいって、一緒にはもって読むのが楽しいですね。