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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ぼく」 パパの声

ぼく 作:谷川 俊太郎
絵:合田 里美
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2022年01月20日
ISBN:9784265089536
評価スコア 3.63
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  • 子供たちの自殺を考える絵本

    絵本が描く世界は、とても広い。
     メルヘンもあれば、コミックのような表現もある。
     怪談もあれば、神話の世界も、落語噺もある。
     赤ちゃんの視線で描かれることもあれば、老人問題だってある。
     そして、この絵本『ぼく』は、子どもたちの自殺を描いた作品だ。

     「ぼくは しんだ」という、一文から始まる。
     文を書いたのは、詩人の谷川俊太郎さん。
     「じぶんで しんだ/ひとりで しんだ」と、続く。
     男の子がひとりで夜空を見ている絵に、この文がついている。
     絵は合田里美さんが描いている。
     激しい絵ではない。むしろ、淡い色合いが男の子の感情のようで、切ない。

     この男の子「ぼく」にも、夢があったはずだけど、死を選んでしまう。
     絵本の巻末に「編集部より」という一文がついていて、そこにはこうある。
     「「ぼく」がなぜこのような選択をしてしまったのか。どうしたら、生きることができたのか。
     それを考えることが「ぼく」がどう生きたかを、そして、どう生きたかったかを考えることでもあります。」

     子どもたちの自殺の問題は難しい。
     まして、それを絵本で表現するのは難しい。
     絵本を読む前に、まず巻末の「編集部より」で制作者の意図を理解し、本文を読み、そしてもう一度巻末の文を読む。
     ひとりでなく、みんなと読んで、意見を交換する読み方もいいかもしれない。

    投稿日:2022/09/25

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