シナに、顔も背丈もそっくりな5人兄弟が住んでいました。
兄弟にはそれぞれ特技がありました。
ある時、長兄が、一緒に行くと言ってきかない男の子を連れて
海に行ったところ…。
5人の特技がそれぞれダイナミックで、子どもたちに大受けでした。
特に、長兄が海水を口いっぱいにためている顔には、大爆笑。
読んでいたこちらも吹き出してしまいました。
時に、縦に見開いて見せるところも変化があってよかったです。
最後、無罪放免になったところで、
「そうだよね、元はといえば悪いことは何もしていないんだもの」
と納得できました。
顔が膨らんだり、足が伸びたりするたび、声をあげて笑う、
子どもの反応が何より楽しい一冊でした。