左のページには文、右のページには絵。
和紙をくしゃくしゃにして貼り付けたような絵が、お月様の質感をよく表していてステキです。
澄んだ夜空にポッカリ浮かんだお月様、誰でもが手に持って見たくなると思います。まして子どもなら「どんな味?」という発想には興味津々になるでしょう。そこをうまくヒットさせていますよね。
そしてビックリは、言い出しっぺのカメさんが一番下になるところ。普通は一番上に乗っかって自分がお月様の味見をしたいでしょ。でも、そうじゃない。ここが私にとっては驚きです。
子どもたちに読んでみたら、「お月様の味」としていろんな答えが返ってきました。
…わたしなら、ハッカ味。