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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

スモウマン」 パパの声

スモウマン 作:中川 ひろたか
絵:長谷川 義史
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2002年12月25日
ISBN:9784061322622
評価スコア 4.38
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  • 日本人は相撲が大好き

     稀勢の里が第72代横綱になって、日本中が湧き立っています。
     なんといっても、19年ぶりの日本出身の横綱の誕生ですから、皆さんヒートアップするのもわからないでもない。
     若い人などは横綱に日本人がいたことも知らないかもしれない。
     まさに稀勢の里さまさま、「満員御礼」です。

     こうしてみると、色々な中傷や叱責はあるものの、日本人というのは相撲が好きなんだと思います。
     何しろ国技である。
     だったら、強いヒーローが出てきても不思議はないと作者の中川ひろたかさんは考えたかどうか知らないが、この絵本の主人公は強いヒーロー「スモウマン」なのだ。
     どこかで助けを呼ぶ声あれば、稽古中であってもむかいます。
     土俵まわしをマントにようにして(これっていいのかな)、空だって飛んでしまいます。

     現われた途端に塩をまく、なんてちょっと卑怯っぽくもありますが、つっぱり、うちがけ、最後は上手投げ、と技が多彩なのはさすがです。
     お腹のすいている女の子を相撲部屋まで連れて帰って、ちゃんこまでごちそうするのですから、さすがは日本のヒーロー。
     なんといっても、長谷川義史さんの絵がすばらしい。
     背景に描かれた小道具にも注目です。

     この絵本、2002年に出版されてそのあとも着実に重刷されています。
     やっぱり日本人は小さい時から相撲が好きになるように刷り込みされるのかな。
     でも、さすがに国技館で「スモウマーン」なんていう声援は聞いたことがありません。

    投稿日:2017/02/05

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  • 何ともこてこての正義の味方ストーリーですが、楽しみ満載です。
    だじゃれ、パロディー、背景に埋め込まれた遊び心の多いこと多いこと、
    大人の私が楽しめる世界です。
    (子どもに説明してもわからない要素も一杯ですが。)
    とてもパワフルな絵本です。
    スモウマンの化粧まわしが凄いのですが、講談社から贈られたものでしょうか?

    投稿日:2013/11/13

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  • 隅々のネタに注目

    物語というより、ページの隅々のネタが面白い。
    プロレスラーが元力士だったり、壁に貼っているポスターの中身とか。
    そこらへんの面白さは、大人向きだったりしますけど。

    投稿日:2011/06/04

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  • すごい迫力!

    • たっちゃさん
    • 30代
    • パパ
    • 大阪府
    • 男の子8歳、男の子3歳

    中川ひろたかさんと長谷川義史さんの強力タッグです。
    長谷川さんの絵はいつも勢いのある絵ですね。
    正義の味方スモウマンの舞台は東京下町のようですが、大阪くささを感じる絵です。
    細かいところまでいろいろとかかれていて、思わずクスッ!じっくり見ていくのが楽しい絵本です。

    投稿日:2003/10/13

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  • 本年度の収穫No.1!

    • MTぱぱさん
    • 40代
    • パパ
    • 岩手県
    • 男の子4歳、男の子0歳

     名人・中川さんのストーリーはもちろんですが、なんと言っても作画・長谷川さんの殊勲大。長谷川さんでなければ、この作品の評価、運命は違ったものになっていたでしょう。
     「下町の危難を救う変身幕下力士」なるキャッチコピーの通り、力士くずれのプロレスラーの暴虐から市民を守る(なんのこっちゃ)幕下力士のものがたりですが、みどころは東京ローカル、下町の風俗のコト細かな活写。ところが長谷川さんは、なんと大阪の方なんですね。
     確かに大阪の庶民パワー、何というか猥雑さ(大阪のヒトゴメンナサイ)が東京下町に乗り込んだ、という印象も受けますが、この「無国籍さ加減」がまたいいんです。そして、こども向け絵本にストリップ小屋の看板や酔っぱらいの開く「小間物屋(何のことかお判りですね?)」、定食屋なんかを堂々と! 描いちゃったところに「やってくれた」と拍手喝采を贈るものなのであります! その他、格闘技ファンでなければ意味不明の小ネタ、殴り描きのようでいて、ひとりひとりの挙措動作にまで油断のならない画面構成まで、みどころ十分。そして、「なに、こんなのコドモにわかんないじゃん」とおっしゃるムキもあろうかと思いますが、そうじゃありません。読んであげるオトナがまず、おもしろがっちゃうことで、それがこどもにも伝わるんです。これ、ポイント。 
     長谷川義史さんは、今年になって立て続けに作品を発表なさっていますが、オールオリジナルではなくても、この作品が当分「代表作」として語られるのではないでしょうか。そして、「本年度日本絵本界の収穫No.1」としてオススメできる作品でもあるのであるのでアリマス。

    投稿日:2003/09/29

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