新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

よめたよ、リトル先生」 みんなの声

よめたよ、リトル先生 作:ダグラス・ウッド
絵:ジム・バーク
訳:品川 裕香
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2010年07月
ISBN:9784265068272
評価スコア 4.71
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みんなの声 総数 13
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  • ぜひ、教育者の方にも読んでほしい1冊

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    2010年7月と、わりと最近出た絵本です。
    ちょっとびっくりしたのが、出版社からのお薦めの年齢が小学校低学年〜と、いうところです。
    主人公の少年(作者の幼少時代)は確かに小学校の低学年のようですが、ADHD(注意欠陥障害)を持つ子どもの話を、低学年の子に理解してもらうというのは難しいように思います。

    今は、日本のほとんどの学校に「特殊学級」があり、重度のお子さんから軽度のお子さんまで、ご両親や地域の考え方によって、普通の公立の小学校で勉強していますので、小学生のお子さんでも
    周囲を見渡せば、主人公・ダグラスみたいな子はきっと一人や二人いると思います。
    でも、低学年のお子さんに、彼らの思いや悩みを感じたり考えたりすることは難しく、「ただのうるさい子」「できない子」としてしか見えないような気がします。

    ですから、この絵本はぜひとも、そういうことも含めて理解できるようになる年頃の小学校高学年以上のお子さんに!
    読み語ったり、ブックトークしたりしていきたいです。

    作品自体はとても素敵な、素晴らしいものです。
    絵本の作中に出てくる「ちいさな島(原文『The Little Island』)」は、自分自身つい最近読んだばかりだったので、読んだページがダグラスと一緒にリアルに目に浮かんできて、ワクワクしました。

    ぜひ、たくさんのお子さん、
    そして教育者の方に読んでいただきたい1冊です。
    いろいろな発達障害を持つお子さんは、周囲の大人の理解と、認識と努力で人生が大きく変わるのだと、改めて分かりました。

    投稿日:2010/10/06

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  • 【再投稿】発達障害を考える

    私は障がい者の生活介護事業所で、支援員として働いています。
    支援学校を卒業した利用者さんと一緒にいて、一見同世代の子と違いはないのに、不得手なもののあることに驚きます。
    時計が読めない。字がかけない、思ったように図形が描けない、言葉を発するのが苦手である、計算ができない、かと言って素晴らしいものも持っている利用者さんたちです。
    でも、くり返しくり返し努力することで、この絵本の主人公のように、出来るようになることもあることも、経験を通して知ることができました。
    この本ではADHD障がいを持った少年が主人公ですが、その少年の可能性を切り拓いたリトル先生に、障がい者支援の模範を見せられました。
    インクルーシブ教育を考える材料であり、障がい者支援の教科書だと思います。

    投稿日:2024/04/08

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  • この子は今この瞬間、一体何に困っているのか

    著者の自伝的物語。字を読むのが苦手だった男の子が、担任の先生のサポートによって、字が読めるようになるというお話。以前読んだ『ありがとう、フォルカーせんせい』のお話と似ていました。
    物語の中に出てくる『小さな島』が知っている絵本だったのも、うれしかったです。
    医学診断名だけから子どもを捉えるのではなく、「この子は今この瞬間、一体何に困っているのか」という視点を持てるかどうかが大事という訳者のあとがきにも感動しました。

    投稿日:2023/04/07

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  • 師弟愛

    このお話は、読みの苦手な男の子に先生が根気よく読みを教えてあげるお話でした。最初男の子は陝西の事を好きではなかったのですが、だんだん心が打ち解けてきて信頼関係が生まれてきました。その過程がとっても感動的で素敵なお話でした。

    投稿日:2015/11/12

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  • 良き師との出会い

    アメリカには、発達障がいの子が小さい時に苦労して、だけれどもとても良い先生に出会えたことで、自分自身が抱える困難を乗り越え、今現在はとても才能ある人と活躍している本人が、恩師へ感謝の意味を込めて書いた絵本が結構ありますよね。この『よめたよ、リトル先生』もその中の1冊で、題名を見た時に、きっとそうなんだろうなと思いました。

    いつも思うんです。こういう真剣に向き合ってくれる先生がいてくれる素晴らしさを。障がいのあるなしを別にして、こういう先生に出会えたことで、どれだけ明るい未来に進めることだろうと。

    全て一個人の先生と言う人間のお蔭でこんなに可能性の違いが出てくるとは、本当に先生と言う職業はありがたい限りですよね。

    字にするのもおこがましいのですが、この本が、主人公の男の子と同じような困難を抱えている子やそのご家族の希望や慰めになったらいいなと思いました。

    投稿日:2015/06/10

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  • あとがきに私達が知っておいた方がよいと思われる事が

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    色々と書いてありました。著者本人が注意欠陥多動性障害という障害を持ち、リトル先生に辛抱強く教育してもらった事によって今の自分がある。私は教師でも何でもないが、リトル先生のように、こういった子供の心に寄り添える大人でありたい。

    投稿日:2014/12/24

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  • ADHD

    作者自身の子供時代です。
    ADHDの生徒に、献身的に教えるリトル先生。
    学習する喜びを知ったときには、こちらも嬉しくなりました。

    ADHDでなくても、「この子に合った教育」というのは、どの親でも考えることです。
    辛抱強く寄り添い、的確なアドバイスで導いていたリトル先生には、学ぶべきことが多くありました。

    投稿日:2012/04/20

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  • 諦めない!

    ダグラスのように、ADHDの著者でもやっぱり諦めなかったから、文字が読めるようになったし、作家として本を出すまでになったから、根気よくやりたいと思いました。何事にも根気と努力、決してできるようになるまで諦めない事だと学びました。人間として最低限でもいいから自分でやれることができるように育てたいと思いました。希望をもらったし、諦めないでいこうと思いました。

    投稿日:2011/12/03

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  • 偉大な先生だと思います

    息子の学校にもADHD(注意欠陥・多動性障害)の子がいました。
    情緒不安定で集中力が保てない。
    それでも一緒に授業を受けていました。
    阻害される子供ではないのです。
    先生のできることは、忍耐、忍耐、そして信念に支えられた教育。
    この絵本は作者の体験に基づいた話だそうです。
    1冊の絵本『ちいさな島』と出会い、自分の興味に支えられながら、先生の決してあきらめない教育のもとに成長した少年。
    派手さはありませんが、素晴らしいお話です。
    先生の苦労は絵本に書かれている以上のことがあったと思います。
    少年の側から見た、先生と自分の記憶でしょうか。

    投稿日:2011/08/15

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  • 心温まるお話

     主人公ダグラスは、字を読むことが大の苦手。
    そんなダグラスにリトル先生は、興味のあることをテーマにした本を選び、優しく根気よく字を読むことを教えてくれる。
     ぼくは、次第に字が読めることの楽しさに目覚めていく。
     先生のぼくへのまなざし、必要な時だけ手助けをする姿勢は、子育てにも共通することだと思う。
     そして、親意外に子供のことを見守ってくれる大人の存在は、大切だなと思った。
     また、字を読めること(本を読めること)で、自分の世界が広がっていることにも、気付いてほしい。
     あとがきによると、この話は、著者自身の体験に基づくものだそうだ。

    投稿日:2011/04/25

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