「もしもぼくのせいがのびたら」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

このお話は主人公の少年がもしも自分の背がどんどん大きくなったらという夢を見るお話でした。夢の中で、どんどん大きくなって自分お家の屋根を突き抜けていったりすごいことになっているのがうちの子はとっても面白いって言っていました。

息子はこのお話がだいすきです。
夢があるし、ハラハラドキドキします。
少しずつ大きくなっていくので、どこまで成長するのか、どこまで暴れるのかワクワクさせてもらいました。
最後は夢オチという安心感のある終わり方でした。

お父さんに「せいがのびたんじゃないか」と言われた夜に見た夢。それはぐんぐん手足が伸びて、しまいには屋根も突き抜けるほど大きくなってしまう夢でした。夢だと分かっていても楽しくて奇想天外なストーリーにわくわくしながら読みました。
最後は夢でよかった〜という内容で、ほのぼのとした家族の様子が描かれています。こんな夢を見るうちはまだまだかわいいですね。少しずつ大きくなってねとまだ小さい娘に対しても思いました。

幼稚園では毎月毎月
身長体重をはかります。
そして遊園地に行けば背が足らずにのれないものも出てきます。
そんな生活もあって
子供達は背が伸びることを待ち望んでいる感じがします。
嫌いな野菜も「背伸びないよ」といえば食べたりするのです。
そんな子供たちにとっては
待ってましたというようなストーリーの絵本ですね。
背がのびたら・・棚のチョコレートが取れるだけでなく
もっともっと大きくなって
家を突き破り、あまぐもと戦ってかっこいいのです。

そして終わり方もなんとも素敵です。
ベッドがちいさかったのか・・

　ぼくのせいがどんどんのびたらどうなるか？？屋根も突き抜けて、山もひとまたぎ。自分だったらどうするか？想像力がかきたてられます。
　でも、それはゆめでした。それから、少しだけせいののびたぼくの新しいベッドを買いに行きます。
　大きくなりたいという子供の願望がよく表現されています。新しいベッドを買いに行くぼくの誇らしげな後ろ姿がものがったています。
　にしまきかやこさんの柔らかなタッチの挿絵から、子供の成長を見守る両親の温かさが伝わってきます。

裏表紙でもたろうは階段を一段飛ばしで上っていきます。
子供の成長を喜ぶ作者の気持ちが伝わる絵本でした。

寝る直前に聞いてしまった
「たろうはきゅうにせいがのびたんじゃないか」
そう聞いたばかりに想像がふくらみ
夢の中でたろうはどんどん大きくなっちゃいます。

わたしのワンピースの作者である西巻さん。
元気いっぱいの絵にしたかったそうです。

家の天井を突き破り、入道雲をやっつけたり、
たろうは元気いっぱいでした。