かいじゅうたちのいるところ」 みんなの声

かいじゅうたちのいるところ 作:モーリス・センダック
訳:じんぐう てるお
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1975年
ISBN:9784572002150
評価スコア 4.49
評価ランキング 10,786
みんなの声 総数 313
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313件見つかりました

  • やんちゃな子供に

    • もーさん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子7歳、男の子4歳

    こどもが3さいくらいに買って読み聞かせしていた本のひとつで、こどもが一時はまっていた本です。
    お母さんにおこられてマックスが寝室にほうりこまれてから始まる不思議なお話。
    はじめは絵を見て怖がるかな?と心配したものの、怖がる様子は無かったのですが、子供のお友だちの女の子に読んであげたら「すごいめだまをぎょろぎょろさせて・・・」のあたりを怖がってしまった本です。
    一度書店で本物を見せてから買った方がいいと思います。マックスがかいじゅうたちの王様になっている字の無いぺージは勝手にふしをつけて「うーっほーほうっほっほっと歌いながら」本と一緒におどってました。
    一週間すぎ二週間すぎ・・・の言葉が本当かのように月の形がかわっています。

    投稿日:2002/11/09

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  • 出かけて戻りホッとする

    • ムースさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子8歳、女の子3歳

     マックスは典型的ないたずら元気な男の子。お母さんにしかられて、部屋に閉じ込められ、怪獣の住むイマジネーションの世界に旅します。「Go to your room!(お部屋に行ってなさい!)」はこちらでは怒られた時のお決まり文句。子供って、しかられて部屋に入ったら、こんな風にしてまた自分の世界を楽しんでしまうのでしょう。最後に再び現実に戻り、温かいお母さんのもとに戻ることができる。この安心感が子供時代には大切なのだと思いました。
     この作品は米国では古典ともいえる絵本。だれもが子供時代に読んでいるようです。わたしは大学時代にセンダックの作品に魅せられて、ちょっと夢中になりました。
     子供と遊ぶため、怪獣2匹のマスクをフェルトと毛糸で作り、子供たちが大暴れしたい時にかぶせています。二人ともこれをかぶって怪獣ダンスをするのが大好きです。

    投稿日:2002/11/05

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  • 色々な受賞の肩書きが付いているので・・・

     この絵本を手にとったきっかけは、題記の通り。
    でも初めて、息子に読み聞かせてあげたとき「どこがいいんだろう?」って正直言って内心思いました。
     しかし、数日後息子が本箱から取り出して、「この本面白いよ」って言うんです。何でか良く分かりませんでしたが、息子に「絵がね、おもしろこわいの。きっと秀も悪いことして閉じ込められたら、かいじゅうの世界に連れて行かれちゃうんだよ」と目を輝かせて言われました。
    なるほど、この絵本は子供に想像力を与えてくれているなー。
    絵も色使いがいいぞ。これが原色だったり、パステルだったらこの味は出ないぞ。
    息子にこの絵本のいいところを沢山教えられて、1冊でした。

    投稿日:2002/10/21

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  • こわそうなかいじゅうはこどもの友だち

    • かあぴいさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、女の子9歳

    いたずらっこマックスは、おかあさんに怒られてひとり夕食抜きで寝室に。そこでかいじゅうたちに出会ったマックスは、かいじゅうたちの王さまになることに・・・。
    一見怖そうなセンダックの絵ですが、子供たちはお話しの世界にすっと入り込み、かいじゅうおどりのページでは大喜びで部屋中踊っていました。
    文章もあまり無いので、小さいお子さんから楽しめると思います。夢の中の世界から、夢からさめたときにあたたかいおかあさんのもとに帰ってくる終わり方は、きっとこどもも安心できるのでしょうね。

    投稿日:2002/05/31

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  • なるほど

    評価の高い絵本なので、楽しみにしていたのですが、正直なところ、どこがいいのかよくわかりませんでした。

    他の方のレビューを読んで、「なるほど、そういう解釈をするのか」と感じたくらいで、何度も読みたいと思う絵本ではありませんでした。

    私も昔、母親に叱られて、押し入れの中に閉じこもったとき、こんな感じの空想をしていたように思います。
    親に叱られると、ちょっと楽しいような、自分に都合のいい空想をしてしまうんですよね笑。

    投稿日:2025/04/15

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  • あまりの名著で、衝撃を受けた。

    子どもの頭の中の妄想をそのまま絵本にしたような印象。主人公が一貫してネガティブなことしか言ってないのがとても良い。
    大人のせせこましい理屈の世界を完全に無視して、自分中心に進んでいくストーリーに爽快感がある。そして、そのままの主人公がちゃんとママから愛されていることもうれしい。

    挿絵もイマジネーションに溢れてて、可愛さで媚びてなくて最高。

    「だよなー、子どもってこういうこと言うもんなぁ、それで苛つくこともあるけど、そこも含めて親は子どものことが大好きなんだよなぁ」と我が身に引き寄せながら読んだ。

    投稿日:2024/02/29

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  • ファンタジーの王道

    最近、とあるファンタジー映画を鑑賞しました。
    非常に良くできた作品でしたが、その一方で、「意味不明」「全く面白くない」という酷評も多いものだそうです。

    その原因を考えたのですが、「物語を読む力」というものが存在しており、それを持たない人にとっては、ファンタジーの世界を存分に楽しむことができないのではないかと思いました。
    そして、その「物語を読む力」というものは大人よりも幼い子どもの方が十分に持っているのではないかと考えます。

    この絵本は長い年月、世界中の子どもたちに支持され、大切に引き継がれてきました。
    しかし一方で、この絵本への魅力を全く感じない、たとえ我が子がこの絵本を気に入っていても、その良さが分からないという大人も大勢います。
    つまり、この絵本を存分に味わって「読める」子どもが多数存在しているにも関わらず、「読めない」大人がいるということです。

    この作品は短いストーリーながらも、本格的なファンタジーの王道だと思います。
    ファンタジーとしての特徴と骨組みがしっかりとしているため、子どもたちはわくわくとした気持ちで冒険の世界へと飛び立ち、安心感を伴いながら安全に現実世界へと再び戻ってくることができる。そのような稀有な作品のひとつだと思います。

    ぜひ子どものうちにこのような作品と触れ合い、いくつかの本を読み進めるうちに、自分にとってのファンタジー、どう生きるかの指針となるような一冊との出会いがあるようにと願ってやみません。

    投稿日:2023/07/26

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  • ほんの5分の大冒険

    おおあばれしてお母さんに叱られたマックス。
    自分の部屋にいるはずが、部屋の様子がどんどん変わって…。

    まず、絵が素晴らしいです。
    かいじゅうたちは、怖くて愛嬌があって、淡々としていて、ずっと眺めてしまいます。

    そして、物語。
    流れるように別の世界に入っていって、帰ってくるまでにとても長い時間が経ったような気がします。読むのは5分なのに、実質1時間ぐらいかけて読んだような…不思議な感覚です。

    最後に寝室においてある夕食もとても美味しそう。

    壮大な物語が詰まった、一冊。

    投稿日:2023/02/07

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  • 私は昔から怪獣が大好きです。だからこの本は興味深く読ませて頂きました。これはあまりにも素晴らしいファンタジーです。私は怪獣の絵がひじょうにインパクトかあると思いました。またマックスにも共感できるところが多く、愛しい気持ちになりました。何度も読みたくなる本です。

    投稿日:2022/07/01

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  • 不気味な名作。

    • きゃほさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳

    絵本を買うとき、わたしは特に目当てのものがないと、ランキングや有名どころを探しがちです。
    しかし名作と呼ばれる本たちにあまり興味を示さない、へそ曲がりの娘。
    名作と呼ばれる古いこの本も、手にとって、幼稚園生の娘に読んであげたことがありました。
    不気味なルックスのかいじゅうたちと、「はをカチカチならし」という恐ろしい表現に、娘は逃げ出しました、笑。

    それから3年経ち、小学1年生の娘は1人でこの本を読み始めました。
    以前は恐怖を感じていたかいじゅうたちの顔を見て、「なんか怖いねー」と笑える余裕もあり、
    だからこそこの本が伝えたいことも理解できたのでしょう。
    「いい本だったね」と清々しい顔で娘は言いました。

    親に怒られた子供は、みんなこうして少し旅に出てみるのだろうか。
    帰れるところがある幸せ。安らぎの場所。
    自分の家がそんな場所であり続けるようにしてあげたいと思います。

    投稿日:2022/02/18

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