運動部に入部して、先輩から「歌舞伎!」と呼ばれているわが息子。
確かに太くて濃くてひどい曲ッ毛です。
ちょっと伸びると、歌舞伎の演目「楼門五三桐 」の二段目返し〈南禅寺山門の場〉の「「絶景かな、絶景かな。春の宵は値千両とは、小せえ、小せえ。・・・」の、石川五右衛門の月代がぼうぼうに伸び切った髪型の“大百日”そのもの(笑)。
それならとこの絵本を図書館から借りてきて、久しぶりに開いて親子で大爆笑。
「ぼくの“歌舞伎”は石川五右衛門のヘアスタイルか〜」
そうそう、そしてこの「どろぼう がっこう」の校長先生のくまさかとらえもん先生も五右衛門ヘアー。
リスペクトしているんでしょうねぇ〜。
それにしても、愉快なお話。
原案は1960年。初版が1973年。
けれどお話の面白さは、少しも色褪せていない。
どこか抜けている生徒とあまり変わらぬドジな校長先生。
どろぼうがっこうで出される宿題はもちろん泥棒。
さて、生徒たちのできは、・・・。
最後のおちは、小さいお子さんにうけること間違いなし。
小学校の低学年のお話会でも喜んでもらえそうです。
息子は「やっぱり 面白いよね。絵が好きだな〜」って、くまさかとらえもん先生の頭を撫でていました。