話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

オットー 戦火をくぐったテディベア」 パパの声

オットー 戦火をくぐったテディベア 作・絵:トミー・ウンゲラー
訳:鏡哲生
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年12月
ISBN:9784566008007
評価スコア 4.75
評価ランキング 828
みんなの声 総数 23
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 戦争をどう伝えるか

    読み終わって、私と奥さんは感動したのですが、息子の反応は今ひとつ。
    戦争の中で、振り回されたテディ・ベア。第2次大戦での、ドイツのユダヤ人迫害。アメリカの人種差別。骨董品店でのデビットとの再会と、オットーとの再会。
    時代に振りまわされながら、とても大切なものを伝えていると思いました。
    ただ、この絵本の中にある「時代」を伝えることに難しさを感じます。ありきたりに戦争の悲惨さを伝えるだけでは充分ではないと感じたからです。
    「ユダヤ人」というキーワード、オバマ大統領就任までのアメリカの人種差別と黒人の貧困、ウンゲラーは「時代」を鋭い視点で絵本に取り込んでいます。
    どのレベルで子どもに伝えるか? 戦争を知らない親であり、オイルショックを知らない親であり、あまり日常に危機感を感じなくなった大人たち。
    ウンゲラーの絵本は、風刺が効いていて辛口です。
    数奇な運命を経て、再会したオットーとデビッドとオスカー。この絵本には感動があります。深みもあるだけに何度も読み返したいと思います。

    投稿日:2009/04/17

    参考になりました
    感謝
    1
  • 戦争の悲惨さを程よく描いた本

    • オカズさん
    • 50代
    • パパ
    • 東京都
    • 女の子22歳、男の子19歳、男の子10歳

     デビッドと親友のオスカーはテディベアにオットーという名前を
    つけ、いつも三人一緒に遊びます。でも戦争が三人を引き裂きます。
    デビッドはユダヤ人だということで強制収容所に連れて行かれます。
    オットーは爆風で吹き飛ばされ、アメリカ兵に拾われます。その後
    オットーはいろいろなことがあってボロボロになりますが、骨董屋
    が丁寧に縫い合わせて修理して店先に置いてくれます。このあたり
    を読むと、西洋人にとってテディベアは特別な存在なんだとという
    気がします。
     その後何年もたってから運良くデビッド・オスカー・オットーの
    3人はめぐりあい、一緒に暮らすようになります。オットーが3人
    の自伝をタイプライターで打つというハッピーエンドによって、人
    種差別・戦争などという暗い出来事があまり深刻にならずにすんで
    いるので、子どもに読み聞かせるにはちょうどいいと思います。

    投稿日:2008/11/19

    参考になりました
    感謝
    1

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

みんなの声(23人)

絵本の評価(4.75)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット